長編予告集
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「遠いあなた、愛し君。」予告
『誕生日おめでとう。
いつもお前の幸せを願ってる。』
毎月届くお金と手紙。
その送り主は——
『こうして元気に二十歳を迎えられたのも
チャンのおかげです。
本当にいつもありがとう。』
どこの誰なのかも、わからない人。
——会うことはない。正体はわからない。
でも、私を大切にしてくれる、大事な人。
そんな彼女の町へ
新世界から大海賊がやってくる。
「赤髪海賊団だ!!」
「あの四皇の!?」
大頭・赤髪のシャンクスこそ
彼女の手紙の相手だった。
まさかずっと会いたかった人だとは知らず
彼女はその男と出会う。
「見つけたのか。」
「あァ。間違いない。」
あの頃、幼女だった娘は
美しく、そして立派に成長していた。
——世話になった相手が
海賊だと知ったら、あいつはどう思うか
その正体は、バレるわけにはいかない。
それでも
少しずつ、2人の距離は近くなる。
「お前が他の野郎とよろしくやってんのも、他の野郎がお前を色眼鏡で見るのも気に入らねェ。」
「こっちはあなたを忘れようと必死だったのに!」
お互いに惹かれ合う気持ちを止められない。
これ以上はまずい。
正体を知られたら
ずっと大切にしてきた彼女を傷付けることになる。
「おれたちは明日、この島を出る。」
別れを決意した、シャンクス。
そして、彼女は
——私、この感覚知ってる
遠い日の記憶を思い出す。
——幼い頃、私はこんなふうに
男の人に抱き締められた
シャンクス。
まさか、あなたが……
「遠いあなた、愛し君。」本編を読む
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