長編予告集
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「音の鳴らない恋の行方」予告
——
この街を取り仕切る、海軍本部大佐・スモーカー。
「お前の親父だがな、残念ながらすでに息を引き取っていた。」
「………。」
彼が出会ったのは
「……なんだ、喋れねェのか。」
声を失ったひとりの少女。
「そんなこたァどうだっていい。」
誰よりも怖い顔のこの人は
「お前といる方が楽かもしれねェな。」
不思議なことに
「こいつに部屋と仕事を手配してやれ。帰りたくねェ家だってあるもんだ。」
いつも一番欲しい言葉をくれる。
——私、スモーカーさんが好き。
もしも、声が出せたら
真っ先に気持ちを伝えるのに……
今はそばにいられるだけで幸せ。
そう思っていた。
「麦わらを追うぞ。船を出せ。」
「
突然の別れ。
「また会える。」
残されたその言葉を支えに、生きていく。
——寝る前に目を閉じると、必ず顔が浮かぶ。
会いたい。
そばにいたい。
忘れることなんて、できやしない。
離れている間もあなたに焦がれ続ける。
スモーカーへの想いを捨てきれないまま、時は流れ
2年越しの少女の初恋が
再び走り出す。
「音の鳴らない恋の行方」本編を読む