第一章 〜真実と彼の笑顔〜
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今日はとても暑い日だった。
これだけお日様が照っていたら
たくさん干した洗濯物もすっかり乾いている頃だろう。
そんなことを考えながら
農作業の手伝いを終えて家へ帰る。
——と
「えっ!?おばあちゃん!?おばあちゃん!!」
おばあちゃんが庭先で倒れていた。
「おばあちゃん!!おばあちゃん!!」
問いかけに全く反応がない。
顔が真っ赤で、肩で苦しそうに息をしている。
辺りには出かける前に私が干したはずの洗濯物が落ちていた。
取り込んでいる途中で倒れたらしい。
「どうしようっ……マルコさんっ」
私は思い立って
マルコさんを呼びに行くため家を飛び出す。
診療所へ向かおうとすると
ちょうど通りを歩いているマルコさんを見つけた。
「マルコさん!!おばあちゃんがっ!!」
私が大声をあげると
ことの重大さに気付いてくれて、すぐにこちらへ来てくれた。
「どうした。ばあちゃんに何かあったか?」
「庭で倒れてるんです!」
必死のあまり私はマルコさんの腕にしがみ付いてしまい
マルコさんはポンと優しく背中を叩いてくれた。
「任せろよい。」
そのまま2人で家へと戻った。