第五章 〜告白〜
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ルフィさんたちとの昼食は
気付けば宴のように盛り上がり
何時間も時間が過ぎていた。
もちろん騒いでいたのは麦わらの一味の皆だけで、クロコダイルさんとダズさんは静かに飲んでいるだけだけど、いつもよりも楽しそうだし、気付けばダズさんは仲が悪いはずのゾロさんと隣同士で座っていた。
私はナミさんとロビンさんと仲良くなり
時々サンジさんも絡んできたり。
私が医学を勉強中だと知ると、チョッパーが嬉しそうに色々と話を聞かせてくれた。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、気づけば時刻は夜中。
あいさつをして皆は船へ、私たち3人はアジトへと戻った。
「すっごく楽しかったです!」
「…まァたまには騒がしいのも悪くねェ。」
「そうだな。」
素直に楽しかったと言えない2人がなんだかおかしくて笑みが溢れる。
「お2人も楽しそうでしたよ。元々敵同士だなんて信じられないくらい。」
「昔の話だ。馴れ合うつもりもねェがな。」
「じゃあおれ休みます。」
「あァ。」
「ダズさん、おやすみなさい。」
かなりお酒が回っているようで
フラフラとした足取りでダズさんは自室へ入った。
使った食器をキッチンで洗っていると
シャワーを終えたクロコダイルさんがやってきた。
「お水ですか?」
「あァ。悪ィな。」
クロコダイルさんはどんなに疲れていても、遅くなっても、一日の終わりには必ずお風呂に入るキレイ好き。
そしてお風呂上がりにお水か寝酒を飲む。
今日はきっとお酒を飲み過ぎているので、水だろうと思った。
お風呂後の、濡れて乱れた彼の前髪が好き。
テーブルにつき、葉巻に火をつけるクロコダイルさん。
私はグラスに入れたお水と自分のお茶を手に、隣に座った。
……今なら聞けそうな気がする。
「……あの、ロビンさんとはどういったお仕事をされていたんですか?」
「なんだ…妙なところに興味を持ったな。」
「パートナーだったって聞いて。」
「おれが立ち上げた犯罪組織の副社長だったんだ。ほとんど組織の指揮はあの女に託していた。あいつは頭がいい。全て完璧にこなしていたな。」
「……社長と副社長以上の関係はなかったんですか?」
「……何が言いたいんだミドリ。」
「……ごめんなさい。気になっちゃって…」
クロコダイルさんは葉巻を深く吸うと
フゥーっと長く煙を吐く。
「お前が想像しているようなことはねェ。」
いつものように、その指輪だらけの右手で
頭をポンポンと撫でられる。
この人は
私の気持ちに気付いてるみたい。