初デート
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「……綺麗な人、と思うのはいいけど、声に出さなくてもいいんじゃない?」
「あ、あァそうだな。ジェラシー感じちゃうミドリちゃんも可愛いよ。」
「はいはい。」
いろいろなお店を見て、ランチをして
女性に目を奪われるサンジくんを時々叱りながら
私たちはデートを楽しんだ。
ーーーーーー
「この後広場で美女ダンサーズによるダンスタイムでーす!」
商店街の放送の声に、サンジくんが反応する。
「なに!?美女ダンサーズ?」
「広場だって。せっかくだから行ってみようか。」
「いいのか!?」
「もちろん、いいよ。私も見てみたいし。」
苦笑しながらサンジくんの手を引き広場へ向かうと
ちょうどダンスが始まるところだった。
ダンサーズは本当にみんなキレイで
島の美人の中のさらに美人だけを集めたような感じ。
それにとても際どい衣装。
観客は男性ばかり。
「あァ〜なんて美しくて情熱的なダンスなんだ…」
体がガクガクしてるサンジくん。
鼻血出す直前のアレだ。
それを私の手を握ることで、なんとか堪えてる感じ。
……正直、面白くない。
でも大好きなサンジくんのため。
私は理解ある彼女でいなくちゃ。
きっとすぐに終わる。
そう思って我慢していたけど
ダンサーは次々に入れ替わり、なかなか終わる気配がない。
ずっと舞台に釘付けのサンジくん。
…もしかして私の存在忘れてないよね?