One Love
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「…信じられない…か…」
カウンターに上げた足を組み
天井に向けてタバコを吹かす。
フラれた。
今までミドリちゃん以外の女性にも愛想を振りまいてきた、これは罰だ。
自業自得だ。
でも諦めねぇ。
要は信じてもらえるように
おれが努力すればいいんだ。
もうミドリちゃん以外の女性にデレデレしたりしねェ!!
意を決したようにタバコの火を消す。
と、同時に船の中にルフィの声が響いた。
「しーまが見えたぞーーーーー!!」
全員が甲板に集まる。
「へぇ〜良さそうなところじゃない。」
「見た感じは安全そうだな。」
「!!あそこは!!」
「なんだ?サンジ、あの島知ってるのか?」
「あ、あァ。本で見たことがある。」
「どんな島なの?」
全員が俺を見る。
ミドリちゃんの前で言いたくねぇが…
「ビジョー島。」
「ビジョー島?」
「不思議なことにあの島の女性はみんな美女。生まれてくる子もみんな美女。新世界の観光スポットのひとつだ。あの見た目、間違いねぇ…」
「ヨホホホ!それはそれは。楽しみですねぇ。ぜひ美女の皆さんのパンツを…」
「美女は興味ねぇ。うまいもんはあんのか?」
「観光スポットだとよ。うまい酒もありそうだ。」
「サンジにとっちゃ楽園じゃねぇか。その割にテンション低いな。」
「あ、あァ。まぁな…。」
横目でミドリちゃんを見る。
「………」
口をへの字に曲げて
明らかに不機嫌そうだ…
本で見たとき
いつか絶対行ってみたいとずっと思っていた島だ。
だからってなんでこのタイミングなんだ!
さっき決意したばかりだってのに!
神様、おれはどうしたら…