あなたの手
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夕食の時間が終わり
サンジさんと2人で片付けをする。
何一つ残ることなく、見事に綺麗になったお皿を見てとても満足そうだ。
そんなサンジさんを見て私も嬉しくなる。
食器を洗い終えたところで
サンジさんがココアをいれてくれた。
「後は俺がやるから、ミドリちゃんはゆっくりしてな。」
「でも、あともう少しなんでやっちゃいます。」
「もう十分だよ。ありがとうな。」
髪をクシャッと撫でられ、笑顔を向けられる。
サンジさんはいつも手伝いの終わりにこうやって髪を撫でてくれる。
私の大好きな手で。
「…じゃあ、お言葉に甘えます。ココアありがとうございます。」
「おう。」
キッチンに立って片付けの続きをするサンジさんと向かい合うようにカウンターに座って、美味しいココアを一口一口噛み締めるように大切に味わう。
最近は夕食後、こうやって2人で過ごすことが多くなった。
2人、他愛無い話で盛り上がって
気付けば夜更けを過ぎている、なんてこともよくある。
サンジさんとの時間は本当に楽しくて
今日もあっという間に時間は過ぎていく。
気が付けば片付けを終えたサンジさんは
明日の仕込みをし始めていた。
集中しているようなのであまり話しかけずにいたら
だんだんと眠気が襲ってきた。