happiness
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朝、サンジさんと別れた後
仕事へ行く支度をしていると病院から電話があった。
お母さんが目を覚ましたと。
意識もはっきりしていると。
安心して、すぐに会いに行きたかったが
その前にまずサンジさんに伝えたかった。
あなたは私をひとりにしてしまうと悔やんでいたけど
私はひとりじゃないんだと。
安心させたかった。
気付いたら走り出して、港に向かっていた。
伝えられてよかった。
サンジさんの仲間たちは、話に聞いていた通り、楽しそうな人たちで
きっとサンジさんは毎日楽しく旅をするんだろう。
大好きだった。
短い時間だったけど
確かに愛していた。
ありがとう、サンジさん。
あなたの幸せを
ずっと祈ってる。
ーーーーーー
1年後。
ミドリの手に
小さな男の子が抱かれている。
「よく笑う子ね、可愛いわ。」
隣には退院し、元気になったミドリの母親の姿。
「綺麗な金髪に渦巻いた眉毛。本当、あの人にそっくりね。」
反対側にはカフェの店長もいる。
サンジさん
私は毎日幸せに暮らしています。
あなたが残してくれた
宝物と一緒に。
…fin