One Love
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おれには好きな子がいる。
背は小さめで
クリッとした大きな瞳に整った顔立ち
長い黒髪をいつも束ねてる
とても可愛い女性。
その人懐こい笑顔で笑いかけられるだけで
幸せな気持ちになれる。
おれの愛しい人。
ただ最近、あまり笑いかけてくれなくなった。
たぶん、おれにだけ…
ーーーーーー
今日はミドリちゃんの好きなプリンをおやつに隣に座ってみたが
すぐにいなくなってしまった。
あまりにも寂しくて
おれはナミさんとロビンちゃんのもとへ向かった。
「ナミさ〜ん…おれ嫌われたかな?」
「は?何の話よ?」
「ミドリちゃんさ……隣におれがいたのにスルッと逃げるように行っちまった…」
寂しげにタバコの煙を
フーっと空に向けて吐く。
「そうね…嫌われたかもね。」
「うぅ…そんな容赦ないナミさんも好きだ。」
「あたしにそんなこと言ってる暇あるならミドリにちゃんと伝えなさいよ。」
「おれなりに愛情を伝えてきたつもりなんだが。」
「サンジはいつもミドリを気にかけているのは見ていてわかるわ。今日のおやつもミドリの大好きなプリンだものね。」
ロビンちゃんがフフフ、と楽しそうに笑う。
さすがだ。よく観察してる。
「そうなんだ。いつもおれはミドリちゃんのことを一番に想って…もちろんナミさんやロビンちゃんへの愛情も忘れてないからね♡」
「あのねぇ、それをやめなさいって言ってるの。」
「………」
「そうね。ミドリただ一人に決めたなら、他の女性に構うのはあまり良くないわ。」
「ま、サンジくんには身を切られるより辛いでしょうけど。それができないなら、ミドリだけだってちゃんと伝えなきゃ。女のことでウジウジ悩んでるなんてあんたらしくもない。」
「…そうだな。よしわかった。ありがとう、ナミさん、ロビンちゃん。」
タバコの火を消し、ダイニングへと向かう。