happiness
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「サンジさん…?」
急に抱き締められてミドリちゃんは少し戸惑っていたが
おずおずとおれの背中に手が回される。
全てが愛しくて愛しくて。
ダメだ…
このままじゃ戻れなくなっちまう…
君を傷付けることになるのに
でも、もう止められない。
「ごめんな……おれも君を…愛してしまった。」
深く、めいいっぱい優しく口付けをする。
頬に添えた指が濡れた。
君が泣いている。
それでもおれは
何度も何度も
その唇に自分のそれを押し付けた。
いつの間にかミドリちゃんの腕は
おれの頭に回されている。
シャツのネクタイを外し、首元をゆるめ
ミドリちゃんを抱き上げると
ベッドへとそのまま押し倒す。
下からおれを見上げるその視線で
理性が吹っ飛びそうになる。
「………いいのか?ミドリちゃん……やめるなら今だ…」
「やめないでください…サンジさん…」
顔の横に置かれた両手を握り、指を絡め
その白い首筋に、鎖骨に、胸元に
口付けを落としていく。
わかってる。
最低なことをしている。
こんなことをしたって傷付けるだけだ。
それでも、どうしても抑えきれない想いのまま
おれは考えることをやめて
本能のまま、君に溺れた。