happiness
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整理整頓され、女性らしく淡いピンクと白で統一されたワンルームの部屋。
隅にあるベッドにそっとミドリを寝かせた。
「ミドリちゃんは…一人なのか?」
「父親を目の前で海賊に殺されて、その時ショックを受けた母親は今も眠ったまま、ずっと病院にいる。それからここに住まわせて店を手伝わせてるのよ。もう5年になるかしら。この子の母親は私の昔からの友人でね。」
「なるほど…海賊に、か…」
「そうゆうあなたも海賊ね?見た顔だわ。」
「あぁ。麦わらの一味だ。昨日この島に来たんだ。」
「まぁ海賊にもいろいろいるからね。この子が昨日嬉しそうに話してたわ。お客の中に金髪でスーツが似合う素敵な男性がいたって。また会いたがってた。あなたのことね。」
「おれのことを?」
「明日もまだこの島にいるなら…よかったらまたこの子に会いに来てもらえないかしら?明日は…この子の20歳の誕生日なの。」
眠るミドリの髪を撫でながら店長が続ける。
「一日休みをあげたんだけど、祝ってくれる親もいない。あなた素敵な一日にしてあげてよ。」
「…あァ、わかった。おれで良ければ力になろう。」
「ありがとう。この子も喜ぶと思うわ。」
「それじゃあ、後は頼んだよマダム。」
「ええ。ミドリを助けてくれて本当にありがとう。
ーーーーーー
その日の夜、サニー号では
夜更けまでキッチンに立つサンジの姿があった。