happiness
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「へへへ。なかなかの上玉だ。」
「ただの人間だが、若い娘は高く売れる。儲けさせてもらおうぜ。」
眠ったミドリを抱えて2人の男は港へと向かっていた。
が、急に目の前に現れた黒い影に足を止める。
「なんだてめぇ!」
「そこをどけ!」
「なるほど。お前ら人攫いか。」
シュボッ——
タバコに火をつけ正面から2人を睨む。
「そのレディを離せ。」
「!!コイツ、黒足だ!麦わらんとこの!」
「何!?じゃあコイツも捕まえて海軍に差し出せばこの女より儲かるな。」
「バカか!敵うもんか!逃げるぞ!」
「逃がさねぇよ!!」
「ゔっ!」
「ぐぁっ!」
一瞬で人攫い2人を蹴り飛ばし
地面に倒れそうになったミドリを抱き抱える。
「!!…この子は…」
すぐにカフェで会った女の子だとわかり
そのままカフェへと向かう。
「怪我はなさそうでよかった…店に誰かいるといいんだが…」
ーーーーーー
ミドリを抱えたサンジがカフェに着くと
まだ誰かいるようで、明かりが灯っていた。
「誰かいるか?」
「悪いけど今日はもう閉店の時間よ…っえ!!ミドリじゃない!」
奥から出てきた女性はミドリの姿を見て慌てて駆け寄る。
「どうしたって言うのよ!?」
「ミドリちゃんて言うのか。人攫いに連れ去られるところだったんだ。薬品をかがされたようで、眠らされてる。」
「人攫い!?助けてくれたのね。何とお礼を言ったらいいか…。」
「いいんだ。あなたは?」
「私はこの店の店長よ。よくここがわかったわね。」
「あァ、たまたま昨日ここでこの子に会ってたんだ。寝かせてやりたいんだが…」
「この上のアパートにこの子の部屋がある。悪いけど連れてきてもらえる?」
「もちろんだ。」
店長の後を追い、ミドリの部屋へ向かう。