煙草とジャスミン
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無事にクー・ド・バーストで海軍から逃げ出し
静かな海へと戻ったので
何事もなかったかのようにサンジ君から離れる。
「ありがとう。サンジ君。あー怖かった。」
「あ、あァ…いや……」
動揺してる動揺してる。
顔を真っ赤にして、さっきまで私の背中を
抱いていた手のひらを見つめてる。
なによ、自分から腕を広げて誘ってきたくせに。
フン、と顔を逸らして
女部屋に戻り、扉を閉める。
同時に全身の力が抜けて、ベッドに倒れ込んだ。
ドキドキした。
今もまだ、心臓が潰れそう。
顔は沸騰しそうなほどに熱い。
枕を抱き締めて
そのまま窒息しそうなほどに顔を埋めた。
サンジくんのサラサラとしたシャツの感触。
鼻をくすぐるタバコの香り。
息遣い。
細くは見えても筋肉質な上半身。
枕を相手に、忘れないうちに
全てを思い出して噛み締める。
少しでも私を気にして欲しかったのと
ついイタズラ心が芽生えてやってみたけど
心臓が爆発しそうだった。
今夜は眠れそうにない。
恥ずかしい。
意識しすぎているのは、私の方だ。
やっぱり、あんなことしなきゃよかった。