「待ってる」
お名前設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ゾロと特別な関係になった日。
「おい、ミドリ。」
私たち以外、誰もいないサニーの上で
「目、閉じろ。」
はじめてのキスをした。
〜「待ってる」〜
「そんなことだろうと思ったわ!」
「いや〜めでてェなァ!!」
「うふふ。2人ともおめでとう。」
「ヨホホホ!若いっていいですねー!」
島内の視察に行っていた仲間たちが戻ってくると
私たち2人の異様な雰囲気を察したのか
ナミに詰め寄られ
恥ずかしながら、ゾロとのことを皆に報告した。
「宴だ!サンジ!泣いてねェでメシ!!」
「ちきしょー!一味のアイドルミドリちゃんが、よりによってマリモ野郎に……」
「いいから酒出せ。クソコック。」
「うるせェクソマリモ!!ミドリちゃんを泣かせやがったら命はないと思え!!おれも今日はヤケ酒だ!!」
ワイワイと皆が集まるダイニングで
お酒を手にしたゾロが
「泣かせるわけねェ。」
私にだけ聞こえる声でそう呟いて隣に座った。
気を許せる仲間たちに囲まれて
いつの間にか仲間の感情を飛び越えて
好きになってしまった人が
同じように私を特別だと言ってくれて
こんなに幸せなことがあっていいのだろうか。
きっと、まだまだこれから
今以上に幸せで楽しいことがたくさん起こる。
自分にとって特別な人が、恋人がいるということは
そういうことなんだと
隣で楽しそうにお酒を飲むゾロを見て
胸を高鳴らせていた。