気がつけば
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それから数日が経って、島に到着した。
ジャングルが全体を覆い茂っているような島だった。
「巨人のおっさん達に会った島に似てるな〜!」
「リトルガーデンね。懐かしいわ。」
「ならここにも猛獣がいそうだな。」
「おいおいやめてくれよ〜誰が偵察行くんだよ〜……」
「おれは行くぞ!」
「ヨホホホ!久しぶりにルフィさんのお供くじでもやりますか!」
「おれ当たりたくねェ。」
ルフィ以外でくじを引く。
私の引いたくじは、先端が赤。
当たりだった。
「ゲェ〜!また当たっちまったよクソ〜!!」
最初に叫んだのはウソップだった。
「はい!私も!」
続いて私も手を上げる。
「おう行くぞ!ウソップ!ミドリ!」
嬉しそうにルフィが私とウソップの肩に手をかける。
「もうひとりは…」
「おれだ。」
ゾロが手を挙げた。
一瞬目が合ったけど
私はすぐに逸らしてしまった。
「行ってらっしゃい!」
「おうおめェら!ミドリちゃんを危ない目に遭わすんじゃねェぞ!!」
「安全な島だといいですねェ。」
「おれお供くじ、ハズれてよかった。」
見送るクルー達に手を振って
私たちはジャングルへと入っていった。
ルフィとゾロが一緒だし
ウソップもなんだかんだ頼りになるし
ジャングルの偵察は、恐くはなかった。
ただひとつ、不安があるとすれば
少し前を歩くゾロ。
こうやって一緒に行動するのは久しぶりだ。
後甲板で話をした時以来。
あれから、今まで通りに接するどころか
私とゾロの間の溝は深まるばかりだった。
ルフィとウソップという
賑やかな2人が一緒でよかった。