餅なんか焼かねェ
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ある程度髪を拭き終えると
タオルを外して、真っ直ぐにミドリを見つめるゾロ。
ミドリが目を閉じるのを合図に
もう一度唇が重なった。
先ほどのそれとは違う。
深く、長く、甘いキス。
ミドリがゾロの首に手を回すと
ゾロもミドリの腰を抱き寄せる。
2人の息が混ざり合う。
痺れを切らしたゾロの舌はミドリの唇を割って中に侵入する。
湿った音が微かに響いて
ミドリの口内を味わう。
次第にミドリも自分から舌を絡ませて
ゾロは一層強く体を抱き寄せる。
背中を撫でていたゾロの手は
ミドリの水着の紐をとらえた。
「ん?わっ!!ちょっと待って!!」
ミドリは焦ってゾロの唇から逃れる。
「これ、ほどいたら全部見えちまうな。」
ゾロはニヤリと笑った。
「やめてやめて!」
「危うい水着着やがって。こんな格好であいつらの前に出てたのか。」
「こういうデザインなの!」
「もう二度と俺以外の前で着るな。」
言いながらゾロは強くミドリを抱き寄せる。
「他の男に見られてたと思うと胸糞悪い。」
ミドリはゾロの胸に顔を押し付け
背中にそっと手を回す。
「ほら。またヤキモチ。」
「だから俺は餅なんか焼かねェ。」
ゾロは優しく髪を撫でる。
「……まぁ独占欲は強い方かも知れねェけどな。」
「私は嬉しいよ?愛されてるって感じがして。」
「……間違ってねェな。」
「私も大好きだよ、ゾロ。」
ゾロはミドリの水着の紐をするりとほどく。
「ちょっと!」
「さっきの続きだ。」
言いながら首筋に口付けを落としていく。
「何考えてんの!こんな真っ昼間からっ…」
「煽ってきたのはてめェだ。」
「ダメ!こんなところで!」
「誰も来やしねェよ。すぐ終わらせる。」
ミドリのタオルを取ると床に敷き
そこへゆっくりと押し倒す。
「……いいだろ?」
ゾロが上から真っ直ぐに見下ろしながら言えばミドリは仕方なく受け入れ
2人の影が重なっていった。
…fin