First Kiss
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ずっと考えていた。
もっと一緒にいたい。
触れ合っていたい。
そんなことばかり考えてしまう私は欲張り?
でも、毎日をもっと
好きな人でいっぱいにしたい。
〜First Kiss〜
「ありがとうミドリちゃん。助かったよ。」
「こちらこそ。いつも美味しいごはんをありがとう。」
昼食後、片付けの手伝いを終え、ゾロを探す
…いない。
すぐにどこかへ行っちゃうんだから!
きっとお腹いっぱいで眠くなってるだろうから、甲板あたりかな?
行ってみる。
「グー……」
やっぱりいた。
寝ているゾロの隣に腰掛ける。
気持ち良さそうに大の字で寝てる。
恋人同士になって、そろそろ1ヶ月。
ゾロは相変わらず自由で掴みどころがない。
こうやって私が会いに来ないと
2人になれることもない。
本当はもっと近付きたい。
手を繋ぎたい。
その大きな腕で、力強く抱きしめられたい。
キスは…
一度だけおでこにしてくれた、あれっきり
いまだに唇にはない。
こんなの恋人って言える?
これじゃあ彼女になる前と何も変わらない。
そっとゾロの横に寝転んで、腕に頭を乗せる。
鍛えられた筋肉で硬い二の腕は
気持ちのいい枕とは言えないけれど
ゾロの温もりを感じるには十分だ。
気付かず眠っているゾロの隣で
ひとり恋人ごっこを楽しむ。
ちょっと虚しいけれど…
彼女なんだからこれくらいしたっていいじゃないか。