First Love
お名前設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
夕刻。
帰ってきたチョッパーは医療室へ様子を見にきた。
「ミドリ起きてるか?」
「チョッパーおかえり。今起きたところ。頭痛も治ったし、だいぶ楽になったよ。」
「本当だ。顔色もいいな。」
言いながらミドリのおでこに手を当てる。
「よし、熱も下がってる。もう大丈夫だな。夕飯はみんなと食べられそうか?」
「うん!心配かけちゃったし、みんなと食べる。チョッパーありがとうね。」
「おう。後でゾロにもお礼言っておけよ。じゃあ行こう。」
2人はダイニングへと向かった。
ーーーーーー
「みんな〜、ミドリが元気になったぞ!」
「心配かけてごめん。」
すでに夕食を取り始めている仲間たちは
安心し、嬉しそうにミドリをテーブルへと迎えた。
「ゾロ、今日はいろいろありがとうね。」
「お、おう。気にすんな。」
「……?」
いつも通りの素っ気ない返事。
でもミドリはなんとなく
いつもよりも、よそよそしさを感じた。
目を合わせてくれなかった。
気のせいかな?
気にしないようにして食事をとる。
その後ゾロはいつものように酒を追加することはなく、そそくさとダイニングを後にした。
隣に座るナミに聞いてみる。
「なんだかゾロ変じゃない?」
「そう?あいつはいつも変よ。」
「そうじゃなくて!お酒のおかわりもなかったし…なんだか素っ気ない感じしたし…。」
「いつもあんなもんだと思うけど、確かにお酒が少ないのは変ね…。そういえばさっき、あんたの様子を見てくるように言ったのに嫌がったのよ。」
「え…?」
「すぐチョッパーが戻ったからチョッパーに行ってもらったけど。」
「そうなんだ…。」
「…あいつなりにまだ少しあんたに気使ってるのかもね。」
「…困らせてるのかなぁ……」
体調は戻ったけど
不安が心に残った夜だった。