肌を重ねたなら
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私は、夢を見ているのだろうか。
「ミドリっ……」
ずっと片想いしていた相手に
何度も名前を呼ばれて
「ミドリ……やべェ……」
熱い手で触れられて
夢中で求められて
「好きだ……ミドリ……」
熱を帯びた瞳で見つめられながら
そんなことを言われてしまっては
全身がとろけてしまいそう。
〜肌を重ねたなら〜
目を開けると
窓の外はほんのりと明るんできていた。
隣を見ると
気持ちよさそうにイビキをかきながら
眠っているルフィの姿。
ここは女部屋。
私のベッドの上。
1枚のシーツをかけているルフィと私は2人とも裸。
床に乱雑に脱ぎ捨てられた2人の服。
ズキズキと痛む体の中心。
やっぱり夢じゃなかった。
昨夜、私はルフィと……
とにかくこの状況を誰かに見られてはまずい。
さっと服を身に付けて
全く起きる気配のないルフィにも服を着せて
眠ったままのルフィを残し
そそくさと女部屋を後にした。
とにかく何か飲んで冷静になろう。
キッチンへ向かいながら
昨夜のことを懸命に思い出す。
どうしてあんなことになってしまったのか。