Crazy Love
お名前設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「読書のお供に採れたてのオレンジジュースでもいかがですか?」
しばらくしてサンジくんがジュースを持ってきてくれた。
「ありがとう。いただきます。」
「おうコック。俺にも冷たいもん出せ。」
甲板でトレーニングをしていたゾロが
タオルで汗を拭きながら私の隣に座る。
「うるせェ。てめぇは水道水でも勝手に飲め。」
言うとサンジくんはキッチンに戻ってしまった。
ケチな野郎だ、と呟きながら伸びをするゾロに
手に持っていたジュースを差し出す。
「私は後でまたもらうから、ゾロこれ飲んでいいよ。少し飲んじゃったけど。」
「おう。悪いな。」
私からジュースを受け取ると一気に飲み干して、ゾロは不思議そうに私を見た。
「珍しいな。」
「ん?何が?」
「いつもルフィのやつがくっついてんのに、今日はひとりか。」
「あぁ、そうだよね。なんだか今日のルフィ変なの。」
フフフっと笑うとゾロは
まぁ静かでいいな、と言いながら腕を組む。
昼寝の体制だ。
私は邪魔しないように、と
本に視線を戻し、続きを読み始めた。
ロビンの勧めてくれた本はやはり面白く
夢中になって読んでいたのだけど
横から聞こえてくる規則正しい寝息に誘われて、だんだんと眠くなってきた。