鈍感オトコと付き合う方法
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今までに見たことのないルフィの男の顔。
2人の息遣いが混ざるように荒くなる。
頬に、おでこに、首筋に、また唇へと
何度も何度も噛みつくようなキスの嵐。
それでいて、私の身体を撫で回す手付きは
とても優しい。
ルフィが触れる箇所
全てが熱を帯びて熱くなる。
熱い。熱くて溶けてしまいそう。
掌が重なって、指と指が絡まる。
ルフィの重さを全身で感じる。
「ミドリ……可愛いな、お前。」
耳に息がかかる距離で
甘い言葉を何度も囁かれる。
ルフィの一挙一動で
私の体温はどんどん上昇していく。
たくさんのキスをされて
たくさんのキスを返して
こんなに甘ったるい世界があったなんて
私は知らなかった。
ルフィが教えてくれた。
全身がとろけそうなほど
お互いの体温が混ざり合い
そして、私たちはひとつになった。
ーーーーーーー
ふと目が覚める。
昨夜のことは
もしかしたら夢だったのかも、なんて
回らない頭で考えた。
だって本当に、夢のような時間だった。
隣を見る。
愛しい人が、気持ちよさそうに寝息を立てていた。
夢じゃなかった。
私とルフィは確かにひとつになった。
色々と鮮明に思い出して
急に恥ずかしくなって
寝ているルフィの胸に抱き付いた。
「ん……」
もぞもぞとルフィも動きだして
柔らかく背中を抱き寄せられた。
目と目が合う。
ニッとルフィが笑う。
「おれ今すげェ幸せだ。」
釣られて私も笑顔になる。
「私も。」
どちらからともなく顔を寄せて
口付けをした。
ーーーーーーー
「なァなァ、いいだろ?フランキー。」
「いいわけねェだろ!船でナニしようってんだおめェは!」
船に帰って早々
ルフィとフランキーが言い合いをしていたので
近くにいたウソップに声をかける。
「どうしたの?」
「ミドリ……なんかルフィのやつがもう一部屋船室を作ってくれってフランキーに頼んでんだよ。」
「部屋を?」
「……お前とルフィの部屋だってよ。」
「なっ……」
「お前も大変だな。」
ウソップは私の肩に手を置いて
ため息を吐くとその場を離れた。
「あとよ、ふかふかのベッドも欲しいんだ!なるべくデカいやつ!」
「誰が作るかってんだ!この発情期のサルが!!」
この後、皆から反感を買って
猛反対されたのは言うまでもない。
…fin