Crazy Love
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次の日。
今日もサニー号は次の目的地に向けて航行中。
ルフィに私からちゃんと気持ちを伝えようと決めたものの、どう言ったらいいのか悩んでいた。
ルフィのことだ。
ただ好きって言ったってそれで終わっちゃいそうだし
彼女にしてとお願いしても、彼女なんてよくわからないだろうし…
それになんだか今日のルフィは
いつもに増して落ち着きがなく、ソワソワしていて、話を切り出しにくい。
「ミドリ、おれはお前に言いたいことがあるんだ!」
「何?どうしたの?」
「す…」
「す?」
「うーん…」
「……?」
「やっぱりなんでもねェ。」
行ってしまった。
こんなやりとりを朝から何回かやっている。
まぁルフィが変なのは今に始まったことじゃないし、気にしないけど。
ーーーーーー
図書室に行くとロビンが資料をまとめていた。
「あらミドリ、どうしたの?」
「ちょっと参考に、恋愛小説でも読もうと思って。」
「いいわね。これなんかオススメよ。」
ロビンは大量の本の中からいくつか選んでくれた。
「ありがとう!借りてくね。」
天気がいいから甲板で読もう。
ーーーーーー
甲板へ行くとルフィに会った。
「おうミドリ。どこ行ってたんだ?」
「ロビンのところ。本借りてきたの。ルフィも見る?」
「いや、いい。難しそうだ。それよりミドリ。」
ずいっとルフィの顔が近付く。
「ど、どうしたの…?」
ルフィがあまりにも真っ直ぐに見つめてくるから、私も逸らさずに見つめ直す。
「………」
その真っ直ぐな視線に、さすがに恥ずかしくなり
私は目を逸らした。
「何か顔に付いてる?」
「違う。言いたいことがあるんだ。」
「またぁ?何よ、さっきから…」
「あ…」
「あ?」
「あい…」
「あい?」
「うーん…やめた…」
「もう!なんなのよう!」
「な〜んか違うんだよなぁ…」
ブツブツ言いながらダイニングの方へ行ってしまった。
気にしないようにしてマストの柱に寄りかかるように腰掛け、本を開く。