鈍感オトコと付き合う方法
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たくさん街を歩いた。
その間、ルフィはずっと手を握っていてくれた。
陽が傾き始める頃、そろそろ戻るか、と
ルフィが呟いたので
勇気を出してホテルのことを切り出した。
「ホテル?」
「うん…あの…ここのホテル有名らしくて、泊まってみたいな〜って。」
「いいな!じゃあ、あいつら呼びに行くか!」
サニーに向かって早足で歩きだすルフィ。
「あの!でも!に、人気のホテルだから、全員分は部屋取れないかも……」
「そうなのか?じゃあナミたちと行けばいいじゃねェか。おれとじゃ部屋分かれちまうだろ。」
……本当にこの男は
ここまで言わないとわからないのか。
「……ルフィと泊まりたいの。」
服の裾をキュッと掴む。
「同じ部屋でいいの。」
伝われ。伝われ。
「……2人がいい。」
恐る恐る顔を見上げる。
「わかった。」
真っ直ぐに目を見つめて
ルフィは力強く頷いた。
その後は特に会話もなく
ホテルまでの道を歩いた。
ルフィ、わかってるのかな。
同じ部屋に泊まるっていうことは
私はそういうことをする気でいるんだって。
気付いてるかな。
少しは、意識してくれてるのかな。