鈍感オトコを落とす方法
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さっき私をおぶってくれたその背中に
そっと手を回す。
ルフィが戯れるように私の首筋に顔を埋めてきた。
くすぐったい。
愛おしい。
「お前さ、今日おれと島に行きたいって言ってくれたりよ、疲れたって甘えてきたりよ、自分の肉食わしてくれたりしてよ。」
嘘。
「おれすげェドキドキしたんだぞ。」
ちゃんと全部伝わってた……
私を意識してくれていた。
「今も…心臓がうるせェ。」
「私も、いつもルフィにドキドキしてるよ。」
「なんだ、一緒だな。」
顔を見合わせて、笑い合う。
「恋人同士っていうんだろ?こういうの。」
ルフィの口には似合わない言葉が出てきて
ドキっとした。
「そ、そうだね。」
「じゃあ、もう我慢しなくていいんだな。」
「ん?」
唇と唇が重なった。
両頬を大きな手で抑えられて逃げられない。
チュ、チュと、タガが外れたように
何度も何度も付いては離れを繰り返す。
満足したように離れると
ルフィはまた笑った。
「おれこんなに我慢してたのに、お前全然気付かなくてよ。ほんと鈍感だな!」
「なっ!ルフィに言われたくない!」
「そういやまだ肉残ってたぞ。戻って食おう。」
嬉しそうなルフィに手を引かれ
皆が待つダイニングへと戻る。
入るなり、繋がれている手は注目を浴びた。
真っ先に声を上げたのは
やっぱりサンジくん。
「おい!ルフィその手はなんだ!!さっさと離せ!!」
その声にルフィは繋がれた手を見せるように挙げた。
「おう!おれたち恋人同士になったぞ!!」
「「「なに〜〜〜!!?」」」
その日の夕食は
そのまま宴へと変わった。
…fin