Crazy Love
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就寝時。
私はそのずっと悩んでいることを
ナミとロビンに相談した。
「告白されてない!?」
「もうとっくに『そうゆう仲』だと思ってたわ。」
案の定、2人は驚きの表情を浮かべた。
それはそうだ。
私とルフィの密着度合ときたら
完全に恋人同士のそれだから。
「実は、ルフィから直接好きって言われたことがなくて…」
「でもあれはどう見てもあんたを好きよ。もちろん恋愛の意味のね。」
「そうなら嬉しいんだけど……ルフィの気持ちをちゃんとわからないままだから、このままでいいのか最近不安で……」
枕を抱える私の横で
ロビンは冷静に分析を始めた。
こういう時のロビンはいつもとても楽しそう。
「ルフィは頭で考えて行動したりしないから…野生的にミドリに欲情して、したいままに行動していると思うの。」
「欲情って…」
「じゃああいつにちゃんとケジメを付けさせなくちゃね。今のままじゃ天然たらしじゃない!」
「こうゆう複雑な人の気持ちの問題は、ルフィには難しいのかもしれないわ。」
自分のことのように、一緒になって考えてくれる2人を見て、私はひとつ決心をした。
「……私が言う。」
「ルフィに?」
「うん!今まで待ってたけど…好きって、ちゃんと自分から言う。恋人同士になりたいって。」
「そうね。その方がルフィも受け入れやすいかも知れないわね。」
「まぁフラれる心配はないでしょうしね。」
「でも改まると恥ずかしいな……」
ルフィにこの気持ちを……
想像しただけで顔が熱くなる。
この日の夜、私はなかなか寝付けなかった。
ーーーーーー
女子部屋で恋愛相談がなされている頃
男部屋ではゾロ、チョッパーがすでに眠りにつき
夜行中のため、ウソップ、フランキーは見張り番をしていた。
部屋で寝ようとしているルフィにサンジとブルックが話しかける。
「おいルフィ。大人の時間だから聞くが、ぶっちゃけてめェミドリちゃんとどこまでいってんだ?」
「ヨホホホ。いいですね、サンジさん。私も密かに気になってましたー。」
「ん?何がだ?」
「だァからミドリちゃんとの仲だよ!あんだけ一緒にいんだ。当然キスくらい済ませて…いやもっと先か?ルフィのくせに。クソ羨ましいぜ。」
「キスって口と口合わせるあれだろ?そんなことしたことねぇよ。」
「そんな殺生な!」
「おいおい冗談だろ?いくらお前でもあんな麗しい乙女相手に手ェ出さずにいられるわけねェ。」
「おれはミドリと一緒にいられればそれでいいんだ。」
「それでも、もちろん彼女に触りたいと思うことはあるんでしょう?」
「…そういやァこの間、一緒に昼寝したときに妙に触りたくなったんだけど、なんとなくやっちゃいけねェ気がして我慢した。」
「しっかり欲情してんじゃねェか。いいか、そうゆう雰囲気になったらちゃんと応えてやらねェとレディーに失礼なんだからな!」
「ミドリさんが拒否しているということもあるのでは?」
「てめェその場合は絶対に自分の欲望のままに強行するんじゃねェぞ!?」
「さっきからサンジ何言ってんのかわかんねェけど、ミドリはおれのやること嫌がったりしねェよ。」
「……ルフィ、お前まさか…まだ告白してねェなんてことは…?」
「…告白?」
「十分ありえますねェ。ルフィさんですから。」
「告白ってなんだ。どうすりゃいいんだ?」
「ミドリちゃんに好きだの愛してるだの、ちゃんと愛を伝えたのかってことだ!」
「あい…?」
腕を組んでうーん…と考え込むルフィ。
「言ってねェ。」
「てめェ!自分の気持ちもちゃんと伝えずにミドリちゃんを好き勝手引きずり回してやがったのか!」
「いけませんねー。男としてそこはきちんとケジメを付けなければ。」
「ケジメって何のだ?」
「いいから『好きだ』でも『愛してる』でも、一言言やいいんだ!ミドリちゃんはお前の気持ちがわからず苦しんでるはずだぜ。」
「ミドリが苦しんでる?」
「自分のことをどう思ってるのかわからない男に毎日独占されて振り回されてみろ!仮にミドリちゃんがお前のことを好きだとしても、悩むに決まってるじゃねェか!自分の気持ちのままに行動するのは勝手だが、ちゃんと相手の気持ちも考えやがれ!」
「そうか…そうだな。じゃあ今から言ってくる!」
立ち上がるルフィの腕を2人が掴み、静止させる。
「せめて明日にしろ。」
「きっともうミドリさん寝てますから!」