一章
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
父にとって私は見えない存在。
父にとって母は苦労して手に入れた戦利品。
私にとって家族は、美しく優しい母と腹違いだけどとても可愛い弟だけ。
母がいてくれたから、私は寂しくなかった。
弟がいたから、私は楽しく過ごせた。
なのに
母が自害した。
最期に母が言った「あなたは自由になりなさい」、その言葉を胸に仕舞い私は父から逃げた。
生きるために。