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藍色に染めて【灰谷蘭】

だが今回は見た感じ自分の理想に合うような男は見つからず諦めて帰ろうと思いその場を立った









「おねぇさ〜ん」










そんなときま後ろから声がし、腕を掴まれた







振り向けばまたもや派手髪のチャラそうな男数人が立っている










本当に今日はついていない






さっさと振り払ってこの場を出ようそう思うが力が強く上手く振り払えない











「ちょっと俺らとたのしーことしようよ」

『結構です。帰るので離してください』

「いいじゃん。ちょっとくらい」











めんどくさい




しつこい男は嫌われんぞ虫けら









なんて思っていても段々と距離を詰められ肩を掴まれた







流石にやばい








振り払おうとしても女が男の力を振り払えるわけもなくただ身動きが取れないだけになってしまう











「いや〜悪いね。その子俺のだから離れてくんね?」













そんなときどこか聞き覚えのある声が後ろからし、振り向けば先程の七三の男が立っている












「は?なにいっt」

「これ、見えないの?」










七三の男はそういい自分の首元にある刺青をさすとどういうわけかチャラそうな男たちは血相を変えて逃げていった










『あ、りがと…』

「どーいたしまして」

『さっきいた女の子たちは?』

「全員蹴散らした」










かわいそうに






なんて思わず心のなかで同情の言葉を並べつつも頭にまず浮かんだのは疑問だ






なぜ女なんて周りにくさるほどいるのにわざわざ私を選ぶのか疑問で仕方がない











『なんで私なの?』

「ん?俺の誘い断るのなんてお前ぐらいだからかな」

『なにそれ』









笑って返せば男は私の腰を掴み耳元で囁いた









「今夜俺と一緒に過ごしてくんね?
見返りとして」










私は少し目線をそらし考えたがなんだかおもしろいことになりそうな気がして二つ返事でOKをだした
















そのまま私達は大人のホテルへと向かった
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