久しぶり~イケブクロ~
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一郎君は徒歩で来たらしいので、私はバイクを押して歩くことにした
じゃあ、行こっか!と声をかけるも一郎君がまたもやじっと私を見つめて動かなくなってしまった
さっきから黙ってること多すぎんかな?
『一郎くーん?』
顔の前でヒラヒラ手を振ると我に返ったのか、はっとした表情をしたかと思ったら今度は眉間にしわを寄せた
『?どうしたの?』
問いかけるとこれまた急に両肩を掴んできた
絵に書いたように、ガシッとね
何から何まで、というか行動が急だね!?
『え、なn「みなみさん」はい?』
真剣な表情で呼ぶものだから、自然と背筋が伸びてしまう
私はまだ何かやらかしたことがあったのだろうか?
「……ちゃんと飯食ってました?」
『……あー、うん』
「………(○ - ●)ジー」
『………(汗)』
真顔と無言の圧力
あと目力!君は人一倍目力がすごい気がするよ…
あ、これよりある人いるな。1人いたな。うん。
私は、昔からこういった状態になった一郎君に勝てたためしがない
うん。諦めよう
潔く諦めよう
『……めんどくさくて適当に済ませていました(汗)』
「はぁ……そういうところ変わんないんすね」
『あははは(苦笑』
だってねぇ?一人暮らしで一人分だけ作るって面倒くさくない?
私個人の意見としては、面倒くさいのと時間がない
よって進んで自炊をしない=適当(軽食or食べない)で済ませる
「晩飯、どうせなら一緒に食っていってください」
『でも、マイクの整備するだけだし、大丈夫だよ』
「…じゃあ、行きますか」
あ、軽く無視なのね(悲)
しかもにこやかな笑顔付き
尚更、断れない雰囲気になる
『ちょっ、待って!ほんとにいいって!』
「じゃあ、さっき買ってたそれ、多分晩飯っすよね?」
『 そうだけど?あ、』
レジ袋を指差される
やばい。これは良くないぞ(汗)
ゼリーとかしか買ってなかった
あと、猫缶
レジ袋は不透明ではあるけど買ったものはうっすらではあるけど見えてしまうわけで
「ふーん。晩飯なぁ……(○ ᴗ ●)」
『うぅっ………ぉ、おじゃまさせていただきます』
と、いうことで大人しく晩御飯をご馳走になることになりました
抗うだけ、無駄だよね!うん、
一郎君の隣をバイクを押しながら彼の自宅に向かう
「てことで、スーパー寄っていいっすか?今日の飯班俺なんで、買い物して行きたいんすけど」
『了ー解』
「なんか嫌いなものありましたっけ?」
『特にこれと言ってないよ』
というかそれ以前に気になったことがあるのだけれど
聞いてもいいのかな?
『一郎君さぁ、どうして私が適当にご飯済ませてること分かったの?』
「え、」
『え?』
驚いたような声を出すものだからこっちも驚いてしまう
一郎君の顔を見上げると、顔が赤くなっていた
え、何故?
『ど、どうしたの!?風邪!?』
「や、そんなんじゃなくて!///」
ほんと、今日の一郎君はちょっと変な気がする
「みなみさん、今日ライダースーツじゃないですか//」
『え、うん?』
だからどうしたのだろうか?
思わず首を傾げてしまう
「上着着てるからあんまりわかんないっすけど、その…//」
言いづらそうに口をもごもごさせている
取り敢えずじっと顔を見つめ続けてみる
「っ…その、か、体にぴったりになるようにできてるじゃないっすか!//だから、前あった時より細くなったなって!…///」
あ、そういう事ね
どうやら、19歳の一郎君には刺激?が強かったのかな?w
ライダースーツはたまーに着るから気にしたことなかったなぁ
てか、よく見てるんだなぁ…人のこと
『なんかごめんね?』
「いや、俺もなんかすんません…」
『 ふふふっ』
外見は大人になったけど、やっぱり中身はあんまり変わってないようだ
初々しくてよろしい
私が突然笑うものだから一郎君が不思議そうな顔で見てくる
「な、なんすか?」
『 ん?いーや。可愛いなぁって思ってね(クスッ』
「なっ!?」
『 ふふふふっ』
一郎君が明後日の方向を向いてしまったが、唯一見えている耳元が赤くなっているのがちらりと見えた