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俺はニノの身体に夢中だった。

スベスベした肌は、どこを舐めても触っても気持ち良かったし
快感に喘ぐ姿はとんでもなくエロくて、見てるだけで興奮した。

ニノは今日出勤できないだろうな。
昨日はそんな事考える余裕なくて、明け方まで無茶しちゃったから。

翌朝、ぐったりと眠るニノを見ながら、そう思った。

シャワーを浴びてスーツに着替えていると、ニノが目を覚ました。


「・・あ、もう朝なんですね・・。」

「うん。今日は有休使えば?」


ニノは目を擦りながら、身体を起こそうとして顔を顰めた。

ああ、やっぱやりすぎたよね。
俺でさえ、ちょっと腰がダルイもんな。


「・・じゃあ午前中だけ。午後から出ます。」


ニノはそう言って、そのまま再び毛布に包まった。
その様子を見て、思わず顔が緩んでしまう。

だって俺のベッドにニノがいるって、すごく嬉しい。


「身体、大丈夫?」

「・・大丈夫に見えます?」

「見えないけど。」

「まあ、普通に辛いだけです。あなたは慣れてたし、変に痛い所とかはないから。」


それって、俺が慣れてた事に嫉妬してるとか、そんな感じ?
本当は気になってるくせに、ひねくれた言い方するなあ。

まあ、その素直じゃない所も好きなんだけど。
可愛くて愛おしくて、仕方がないって思う。

俺はベッドの端に腰掛けて、ニノの髪を触りながら話しかけた。


「・・男を抱いたのは、何年ぶりとかだよ?」

「別に気になってる訳じゃないです。」

「俺、ちゃんと出来てた?」

「ちゃんとっていうか・・やりすぎでしょ。」


ニノは俺を睨みながら言った。
キラキラした茶色い瞳は全然怒ってなかったけど。


「うん。ごめん。あんまりニノが可愛くて、手加減できなかった。」

「・・手加減しなくていいとは言いましたけどね。」


照れくさそうに言うニノは、やっぱり可愛くて。

朝からこんな表情ばっかり見せられたら、たまんないな。

俺は我慢できずに、そっとニノに顔を近づけてキスをした。
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