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「可愛い反応するなよ。今すぐ襲いたくなる。」

「・・・言っとくけど、ここ楽屋だかんね。」


呆れたように言ったニノを抱き寄せて
赤くなったままの耳にキスをする。


「・・・・っ・・・ちょ・・・・。」


耳たぶを甘く噛んで
舌を耳穴に差し入れて

時折、ジュルリと卑猥な音を立ててやる。


「・・・っん・・・・っ・・。」


ビクビクと身体を震わせながら、声を我慢しているニノは、壮絶に色っぽい。

俺は片方の耳も指で弄りながら、低い声で愛の言葉を囁いた。


「ニノ。・・・好き・・・好きだよ。」


この想いが伝わらなくても、構わない。

好きなものは、好きだし
それは、伝わっても伝わらなくても、同じだと思う。


「・・・っ・・・俺も・・好き・・。」


ニノの口は、滑らかに嘘を吐くし
俺にそれを見抜くだけの力はないけれど

この真っ赤になっている耳や潤んだ目なんかは、信用していいのかなって。


「・・・ほら、もう立てなくなってる。」


すっかり形を変えたモノをチノパンの上から、なぞる。


「・・・あっ!・・・あんたが、悪いんだろっ!」


逃げる腰を掴まえて、手を差し入れると
先端はすでに濡れ、今にもイキそうな状態だった。


「イカせてやろうか。」

「あ・・馬鹿・・っ・・・やめろって・・・。」

「俺もイカせて?」


ニノの手を自分のパンツの中に導き、モノに触れさせる。


「・・・あんたも一緒じゃん。」

「うん。」

「んふふ。」


二人で目を合わせて笑った。

声が漏れないように、ずっとキスをして
お互いのモノを擦りあげる。


扉を一枚隔てた向こう側には、スタッフさんが通っているのに
俺たちは幸せで、こんなにヤラシイ事をしている。


その事実に二人とも興奮して
あっという間に果ててしまった。




 
 
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