番外編-2
「せんせ・・・ちょ・・・しつこいって・・・。」
相葉さんを引き取りに行くついでの潤に送ってもらったと思ってたんだけど
ご満悦な笑顔を浮かべている先生に引き渡されて
なんか・・・。
ちょっと、嫌な予感はしてたんだ。
「なにが?」
すっかりスイッチの入っている先生は、俺の身体を舐めまわし
胸の突起をずっと弄っている。
ただでさえ頻繁に会えるわけじゃないのに
ここん所、出張だ何だと忙しくて
先生の顔を見るのも声を聞くのも久しぶりで
先生の手が気持ちよくて
先生の匂いがたまんなくて
「も・・・いいから・・・早く・・・。」
早く繋がりたくて
先生に向かって、手を伸ばした。
「早く、何?」
意地悪く唇の端を上げて微笑む先生は、最高に色っぽくて
ああ
駄目だ。
こんな挑発なんかにのりたくなんかないのに
「・・・っあ・・・。」
ぬるりとした先端をあてがわれて
期待に腰がピクリと動く。
先生
意地悪しないで。
早く
早く
「和。」
先生の綺麗な指が俺の唇を撫でる。
俺を見る目は欲に濡れていて
その目に俺は少し安心する。
「・・早く・・・さとしが・・欲しい・・・。」
「上出来。」
名前を呼ばれて嬉しそうな先生が、俺の奥底に入ってきた。
「ああああっ!」
膝を抱えられて
イイ所を刺激されると
もう
いろんな事が
どうでもよくなる。
「・・・っあ・・・・あああ・・・。」
この人がただ好きで
ただ傍にいたくて
それだけ
それだけなのに
「和・・好き・・・好きだよ・・・。」
うわ言のように繰り返される甘い言葉に溺れて
何度も意識を手放しそうになりながら
必死で
先生の熱を受けとめた。
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