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襲撃

「……わかったよぃ。
一緒に来るかぃ?」
『うん!いく!!』

マルコは困ったような笑みを浮かべ、ララと目線を合わせた。

不死鳥マルコも子供には弱いらしい。

彼女の天使のような愛らしい笑顔には頷かずにはいられない。

「……すまない」
「いや、構わねェよぃ。
あんたも来るかぃ?オヤジと知り合いなんだろ?」
「いや…ここで待つ。
ララを頼む」
「ああ、任せな。

——じゃ、行くかねぃ」
『わっ……』

マルコはまたララを抱き上げて、祠から出た。

彼女の驚いた声が小さく漏れる。

まだ抱き上げられることに慣れていないよう。

その可愛いらしい反応に彼は思わず、笑みを溢す。

「背中に乗れよぃ」
『?
ぅ…ぅん?』

空を見上げ、マルコは言った。

疑問に思いながらもララは彼の指示に従う。

猿のように器用にマルコの身体をよじ登って。

彼女が背中に登ったのを確認すると彼は腕を伸ばし、それを青い炎のような翼に変幻させた。

神々しく、美しい姿だった。

ララはマルコのその姿に頬をほんのり赤く染め、歓喜の声を上げる。

普通ならば気味悪がってもおかしくないその外見だが、彼女は笑みを溢していた。

『きれー…』
「………。
しっかり捕まってろよぃ」
「うん!」

ララを背に乗せたマルコは空へと飛び立つ。

白髭海賊団船長、エドワード•ニューゲートの元へと。

これがマルコとララ、二人の出会いだった。

彼は見ず知らずの彼女に手を差し伸べてくれ、船へと迎え入れてくれた。

ララにとってマルコは感謝してもしきれない恩人だった。

二人の物語が今、始まる。
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