家族
「久しいな、ニューゲート」
「グララララ、懐かしい顔じゃねェか」
「オヤジ、この子供なんだけどよぃ…」
「家族は生き残ってねェんだろ」
「ああ。生き残ったのはこいつだけだよぃ」
「……面倒はお前がみろ」
「了解」
それはこの船に乗船させろ、という合図だった。
マルコは満足げに笑みを浮かべる。
腕に抱かれたララはきょとん、と彼を見上げた。
『マルコ…?』
「んな不安そうな顔すんなよぃ。今日からここがお前ェの家だ」
『…い……え…?』
「ああ。俺たち家族になったんだよぃ」
『かぞく…』
「野蛮な野郎ばっかだが、お前ェを傷つけるやつはいねェよぃ。
俺が守ってやる」
その言葉はララを安心させるには充分な言葉だった。
言葉通りマルコは数十年間、彼女が船を降りるまで大事に大事にララを守り続ける。
少し、過保護な程に守り続けた。
『………』
「ん?
どうしたァ?チビスケ」
じっと白ひげを見つめるララの視線に気づくエドワード•ニューゲート。
大きな威圧感のあるその存在に怯えることなく、純粋な眼差し。
『おじちゃんは…
ママの…ともだち?』
「グララララ、友達とは随分可愛い言い方しやがる」
『ちがうの?』
「いや、違ェねェ」
白ひげがララの母親の名を口にしたのを言っているのだろう。
なぜ母の名を知っているのか、と。
彼女はマルコの腕の中から抜け出して、白ひげの足元に歩み寄った。
そして彼を見上げる。
『ママは…どんなひと…?』
「……知りてェか?」
『うん!!』
親の顔を知らない子供にとって、どんな情報でも知りたいものだろう。
キラキラ、と瞳を輝かせて白ひげを見上げている。
「グララララ、子供にはまた早ェな」
『?』
「ララ。この人はおじちゃんじゃなくて、オヤジだよぃ。
俺たちの父親だ」
『ちちおや……パパ!?
パパが出来たの!?』
「ああ」
ララには生まれてからずっと、両親という存在がいなかった。
愛情に飢えた子供だった。
母親はララを産んですぐに病でなくなり、父親は存在すら誰も知らない。
シャルさえも。
だから嬉しいのだろう。
自分に父親という存在ができたということに。
ララは子供らしい笑みを浮かべ、白ひげのその大きな身体に遠慮なくよじ登った。
「ララ!!」
「グララララ、気にするな。
子供のすることだ」
「……すまない」
「それよりオヤジ。
いい加減説明してくれよぃ」
「………。
グララララ、シャルのことか」
マルコはずっと疑問に思っていた。
シャルの存在について。
常識じゃ考えられないこの姿はなんなのか、と。
「俺から話そう。何が知りたい」
「その身体はなんなんだよぃ?なんかの能力者かぃ?」
「いや、元々この身体だ。俺は神子の守護獣だからな。
風神によって生まれた」
「守護獣?」
シャルはララが生まれた頃からずっと共に生活してきた。
守護獣として側で守り続けながら。
彼女はシャルがどういう存在なのかは知らない。
ララにとってそんなのはどうでもよいのだろう。
家族同然のシャルが側にいることの方が重要のようだ。
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「グララララ、懐かしい顔じゃねェか」
「オヤジ、この子供なんだけどよぃ…」
「家族は生き残ってねェんだろ」
「ああ。生き残ったのはこいつだけだよぃ」
「……面倒はお前がみろ」
「了解」
それはこの船に乗船させろ、という合図だった。
マルコは満足げに笑みを浮かべる。
腕に抱かれたララはきょとん、と彼を見上げた。
『マルコ…?』
「んな不安そうな顔すんなよぃ。今日からここがお前ェの家だ」
『…い……え…?』
「ああ。俺たち家族になったんだよぃ」
『かぞく…』
「野蛮な野郎ばっかだが、お前ェを傷つけるやつはいねェよぃ。
俺が守ってやる」
その言葉はララを安心させるには充分な言葉だった。
言葉通りマルコは数十年間、彼女が船を降りるまで大事に大事にララを守り続ける。
少し、過保護な程に守り続けた。
『………』
「ん?
どうしたァ?チビスケ」
じっと白ひげを見つめるララの視線に気づくエドワード•ニューゲート。
大きな威圧感のあるその存在に怯えることなく、純粋な眼差し。
『おじちゃんは…
ママの…ともだち?』
「グララララ、友達とは随分可愛い言い方しやがる」
『ちがうの?』
「いや、違ェねェ」
白ひげがララの母親の名を口にしたのを言っているのだろう。
なぜ母の名を知っているのか、と。
彼女はマルコの腕の中から抜け出して、白ひげの足元に歩み寄った。
そして彼を見上げる。
『ママは…どんなひと…?』
「……知りてェか?」
『うん!!』
親の顔を知らない子供にとって、どんな情報でも知りたいものだろう。
キラキラ、と瞳を輝かせて白ひげを見上げている。
「グララララ、子供にはまた早ェな」
『?』
「ララ。この人はおじちゃんじゃなくて、オヤジだよぃ。
俺たちの父親だ」
『ちちおや……パパ!?
パパが出来たの!?』
「ああ」
ララには生まれてからずっと、両親という存在がいなかった。
愛情に飢えた子供だった。
母親はララを産んですぐに病でなくなり、父親は存在すら誰も知らない。
シャルさえも。
だから嬉しいのだろう。
自分に父親という存在ができたということに。
ララは子供らしい笑みを浮かべ、白ひげのその大きな身体に遠慮なくよじ登った。
「ララ!!」
「グララララ、気にするな。
子供のすることだ」
「……すまない」
「それよりオヤジ。
いい加減説明してくれよぃ」
「………。
グララララ、シャルのことか」
マルコはずっと疑問に思っていた。
シャルの存在について。
常識じゃ考えられないこの姿はなんなのか、と。
「俺から話そう。何が知りたい」
「その身体はなんなんだよぃ?なんかの能力者かぃ?」
「いや、元々この身体だ。俺は神子の守護獣だからな。
風神によって生まれた」
「守護獣?」
シャルはララが生まれた頃からずっと共に生活してきた。
守護獣として側で守り続けながら。
彼女はシャルがどういう存在なのかは知らない。
ララにとってそんなのはどうでもよいのだろう。
家族同然のシャルが側にいることの方が重要のようだ。
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