裏僕小説その2
(新作のゲームが出てたから買っちゃったけど‥。楽しみだな~、アニメも面白かったし、どんな内容なんだろう。とりあえず解説を読もうかな)
(んーなになに? 『このゲームはあなたが主人公夕月となり、物語を進めていきます。プレイ中の主人公の選択肢によってルートが分岐、イベントが発生します』 へえ、攻略も簡単らしいし、フルボイス使用だし、ちょっとやってみようかな)
(ディスクをセットして、と)
チャラララ~♪
OP曲 碓氷愁生 「裏切りのないかも知れない世界まで」
(うわあ~、OPかっこいいなあ)
第1章
夕月:今日は皆で街に遊びにやってきました。
悪魔との戦いもここ最近は落ち着き、久しぶりの穏やかで楽しい時間‥‥なのですが。
焔椎真「昼メシっつたら肉だろ!ぜってえ焼肉!」
十瑚「嫌よ!お洋服が臭くなるじゃない。私パスタがいいな~」
九十九「俺は甘いものがいいな」
黒刀「甘味は後でも食える。僕は和食がいい」
リア「近くにおいしいエスニック料理があるの、私そこに行きたい!」
斎悧「俺は珈琲の美味い店」
千紫郎「俺は蕎麦がいいな、色んなお店巡って研究したい」
愁生「俺は軽いもので。あまり食欲ないし」
ルカ「俺は夕月の食べたいものでいい」
夕月;九人見事にばらばら‥。えっと、僕はどうしよう?
(おっ、さっそく選択肢かな?)
→焔椎真に賛成
十瑚に賛成
九十九に賛成
黒刀に賛成
リアに賛成
斎悧に賛成
千紫郎に賛成
愁生に賛成
ルカに賛成
皆の間をとる
(選択肢多っ!!えーと、じゃあここは公平に『皆の間をとる』で)
千紫郎「これじゃあ埒があかないね。ここは夕月くんに決めて貰おう」
十瑚「そうね。夕月ちゃんが決めたら誰も文句言わないし」
夕月「えっと、じゃあ皆さんの希望が全て叶えられるファミレスにしましょう!コーヒーが美味しくて、デザートも充実していて、色々なお料理がある所です!」
斎悧「いいんじゃない、最近のファミレスも質がいいしね」
焔椎真「よし、決まりだな!さすが夕月、上手くまとまったぜ」
ピロリロリーン!
全員の好感度が10上がりました。
(へえ~好感度上がると薔薇が咲くんだ~可愛いな)
第2章
夕月:放課後の下校途中、僕は護衛をしてくれていた十瑚ちゃんと九十九君と共に、悪魔に襲われてしまった。
戦闘態勢に突入しました。
(いきなりか!)
九十九「敵の数が多すぎる。でも夕月のところまでは行かせない」
十瑚「あっ、危ない!逃げて夕月ちゃん!」
夕月:悪魔の放った光が僕に!!どうしよう!
→九十九を信じる
十瑚を信じる
ルカに助けを求める
聖護盾の発動 HP100
(聖護盾を選びたいところだけど‥ここは『ルカに助けを求める』で!)
夕月「‥っ、ルカっ!」
ルカ「ユキ、大丈夫か」
夕月「ありがとうルカ、庇ってくれて。怪我してない?」
ルカ「ああ、俺は平気だ。すぐに終わらせる、もう少し離れていろ」
ルカの好感度が800上がりました。
(上がり過ぎじゃない!?うわ、すっごい薔薇が咲いてる!)
第3章(ルカルート)
(あーやっぱりルカルートに行っちゃったのね。よし、1週目はルカENDを目指してみよう)
ルカ「ユキ‥。俺はお前が好きだ。この想いをもう抑えきれない」
夕月「ルカ‥。いきなりどうしたの?」
(本当にイキナリどうしちゃったの!?夕月さんが若干引いてますよー!えっ、これBLなの?ジャンル違くない!?)
夕月:ルカの気持ちに応えなきゃ。僕の気持ちは‥‥。
→僕も好きです
仲間として‥ルカが好きだから
ごめんなさい、他に心に決めた人が‥
(恋愛ゲームか!!)
(ここで『ごめんなさい』を選んだらどうなるんだろう。BADENDかな。でも『仲間として』を選ぶのも切ないし‥。うーん。ここは王道の『僕も好きです』で!)
夕月「ありがとうルカ、ルカの気持ちが嬉しい。僕もその‥ルカが好きだから」
ルカ「ユキ‥。俺は一生お前だけを想うと誓おう。最後の時が訪れるその日まで、お前の傍にいる」
夕月「ルカ‥」
ルカ「ユキ‥‥いいか?」
夕月「‥うん」
(えっ、何がいいの?ナニがイイの!?嘘っこんなスチルあり?)
チャラララ~♪
ED曲 ルカ・クロスゼリア 「赤い糸」
(もうエンディング?早過ぎるよ、まだなんにもストーリー進んでませんよー!あ、でも歌はかっこいい。ちょっと旋律が切なくて)
後日談↓
夕月「う‥ん、もう朝?」
ルカ「ユキ、おはよう」
夕月「ルカっ、お‥おはようございます」
ルカ「シーツに隠れる夕月も可愛いな。もっとこっちへおいで」
夕月「わっ!!ルカ、僕もう起きないと。ほら、ルカも一緒に朝ごはん食べに行こっ」
ルカ「そうだな、ユキはたくさん食べて体力をつけたほうがいい。だが俺は‥朝食よりお前が食べたい」
夕月「ちょっ、ルカ!」
夕月:ルカって強引で我儘なところがあるみたい。もっと僕の知らないルカを見てみたい。ルカとなら、きっとこの先なにがあっても乗り越えられると思う。僕だけのルカ‥。これからもずっと一緒だよ。
ルカノーマルEND「生涯を君と」
(これでノーマルなんだ‥。じゃあ他のENDもあるんだね。どんななんだろう)
ピッ‥
(‥なんだろう、この虚無感は。始めたばかりの気がするんだけど。選択肢間違えたのかな?)
(よ、よし!気を取り直して2週目いってみよう)
2週目
チャラララ~♪
第1章
(選択肢を変えてみよう。ここは‥『黒刀君に賛成』で)
夕月「えっと、僕は黒刀くんと同じ和食がいいです」
黒刀「夕月‥お前も僕と同じか‥」
焔椎真「お前焼き魚好きだもんな。いいんじゃねえ?」
十瑚「和食もいいわね~ヘルシーだし」
黒刀の好感度が20上がりました。
(ひとりを選ぶって少し心苦しい気もするけど‥あれ?お話が増えてる)
焔椎真「よし、飯も食ったし、どっか遊び行こうぜ!」
十瑚「賛成!私、お買い物行きたーい」
黒刀「それは女同士で行け。僕は付き合わないぞ」
愁生「皆で遊べるものがいいんじゃないか。夕月はどこに行きたい?」
夕月「えっと、僕は」
→カラオケ
ボーリング
プリクラを撮る
買い物
帰宅
(へえーこんな選択肢なかったのに。1回クリアするとお話が増えるのかな?うーん、どれも捨てがたいけど、楽しそうだからプリクラで!)
夕月「実は僕、プリクラを撮ったことがなくて。皆で記念に撮りたいな、なんて」
リア「きゃーー!撮りたい撮りたい!皆もいいよね?」
焔椎真「おめえ意外に乙女だな。ま、夕月が決めたならいいけどよ」
(あ、皆でプリクラ撮るスチルがある。ルカが焔椎真に押されて不満そうだけど、愁生も黒刀もピースしてるし、すごいなー楽しそう)
戦闘態勢に突入しました。
夕月:突如現れたカデンツァとの戦闘。だけどルカの助力もあり、戦いは戒めの手とルカの優勢だ。
カデンツァ「やってくれるじゃないか。クロガタナとデスサイズ使い‥」
黒刀「復讐は必ず果たす!僕は絶対にお前を倒す」
夕月:傷ついたカデンツァ‥。彼は倒すべき相手なのかもしれない。僕が今、為すべきことは‥。
→黙って戦闘を見守る
ルカに助けを求める
カデンツァを助ける
(う、うーん。二人の気持ちを考えれば『見守る』なんだろうけど。真ん中は前回のあれで嫌な予感しかしない。ここはまさかの『カデンツァを助ける』かな!)
夕月:僕は間違っているのかもしれない。‥でも!
夕月「千紫郎さん、黒刀くん!もうやめてください!」
千紫郎「っ!夕月くん?どうして」
黒刀「夕月、そこをどけ!なぜそいつを庇う?」
夕月「ごめんなさい!でも僕は二人にもこの人にも傷ついて欲しくないんです」
ルカ「ユキ、そいつから離れろ!」
カデンツァ「くくっ、面白い。どうやら神の光は気が狂ったようだ‥」
夕月「カデンツァ‥うわっ」
ルカ「ユキっ!」
夕月:僕はカデンツァに捕らえられ、悪魔界へと連れて行かれた。
(あ、こういう展開になるんだ)
夕月「ん‥ここは」
カデンツァ「目覚めたか」
夕月「カデンツァ、酷い怪我だ。僕に治せるだろうか。でも放っておけない!」
カデンツァ「なにをする気だ」
夕月「じっとしててください!」
夕月:くっ‥体中が痛いっ。
夕月「はあっ、はあっ」
カデンツァ「なぜ助けた」
夕月「二人のことを考えれば、あなたは倒すべき相手なのかもしれない。でも傷つくあなたを黙って見ていられなかったから」
カデンツァ「それは裏切りということか?愚かだな。だが神の光、お前は実に興味深い」
夕月「えっ?」
夕月:だ、抱き締められてる!なんで?
カデンツァ「さあ、新しいゲームの始まりだ‥」
ED曲 カデンツァ 「GAMEOVER」
(ED曲が無駄にいいな。攻略キャラそれぞれ歌があるのかな?)
後日談↓
夕月「ルカ、皆」
ルカ「ユキっ!」
黒刀「っ、お前その服装は‥」
夕月「カデンツァに借りたんです」
カデンツァ「今日のところは神の光を返そう。今度は全力で俺を殺しに来い」
夕月:カデンツァとはきっとまた逢う気がする。もう僕の裏切りは始まっているのかも知れない。
カデンツァEND「裏切りの始まり」
(これBADENDじゃなくて?まさかのカデンツァENDがあるとは‥)
(どうしよう、3週目をする自信ないけど‥せっかく買ったんだし3週目いってみよう!今度こそまともなストーリーとエンディングを!)
第1章
(うーん。ここはスキップか、ロードで途中の章からいくか。‥あれ、選択肢が増えてる)
夕月:9人見事にバラバラ‥。えっと、僕はどうしよう。
→焔椎真に賛成
十瑚に賛成
九十九に賛成
黒刀に賛成
リアに賛成
斎悧に賛成
千紫郎に賛成
愁生に賛成
ルカに賛成
皆の間を取る(済)
実は‥
天白オススメの店
(どうしよう、この『実は‥』ってすごく気になる。天白さんの選択肢も増えてるし。天白ルートもあるのかな?ここは気になる『実は‥』で)
夕月「実は僕、お弁当を持ってきているんです。朝、遠間さんと作ったんですよ」
九十九「それでそんなに大きな鞄持ってきたんだね」
黒刀「夕月が作ったものもあるのか‥」
夕月「はい、遠間さんには到底敵いませんが、おにぎりとからあげと玉子焼きは僕が作りました」
リア「じゃあどこか見晴らしのいい場所で食べない?」
焔椎真「っしゃあ!じゃあ行くか」
全員の好感度が30上がりました。
夕月:喜んでもらえてよかったな。なんだか皆凄い形相でお弁当を取り合ってたけど、お腹空いてたのかな?でもこうして皆で出掛けられるのは嬉しい。また皆で遊びに行きたいな。
ピロリロリーン!
ミニゲーム「夕月のお弁当争奪戦」が出来るようになりました!
第2章
夕月;遠間さんとルカと買い出しに出掛けた僕は、帰宅途中に悪魔に襲われてしまった。
ルカ「ユキ、トオマを連れて安全な場所に」
夕月「はっ、はい!」
夕月:しまった!荷物が多過ぎて速く走れない!でも食材を捨て置くわけにもいかない。
遠間「危ない夕月さん!」
夕月:悪魔の攻撃が来る!
→遠間を庇う
ルカに助けを求める
聖護盾の発動 HP100
遠間が戦う
(遠間が戦うってなに!?この人丸腰じゃないの?すっごく気になる‥。ここは『遠間を庇う』と見せかけて『遠間が戦う』!)
遠間「夕月さんは僕が護ります!指一本触れさせませんよ!」
ドカーン!バーン!バキッ!
(えーっ!遠間さん強っ!!)
夕月「すごいです遠間さん、携帯していたフライパンで戦うなんて!」
(どこに持ってたの!?ていうかこの人フライパン持って買い物に行ったの?)
遠間「これからは僕が夕月さんを護ります!‥なんちゃって。なんて畏れ多い!」
ルカ「‥ちっ」
遠間の好感度が50上がりました。
第3章(遠間ルート)
遠間「夕月さん。僕はあなたにずっと言いたかったことがあるんです。僕‥湧き上がるこの気持ちを抑えきれない!」
夕月「遠間さん‥?」
(まさかこの展開は‥。嫌な予感)
遠間「僕‥僕と、全国津々浦々イタリア料理巡りに出掛けてくれませんか!」
夕月「えっ‥」
夕月:どうしよう、僕の答えは。
→ごめんなさい、僕には戦いが‥。
はい!一緒に行きましょう。
(え、えー。どうしたらいいのこれ。じゃあ、『はい!一緒に』で)
夕月「僕も遠間さんと一緒に行きたいです」
遠間「本当ですか!ありがとうございます」
ルカ「俺も行く」
夕月「あっルカ、じゃあ3人で行きましょう」
ED曲 遠間克巳 「料理の基本はさしすせそ」
(戦いはーーっ!?というか何故にルカがついてくるの?)
後日談↓
夕月:こうして僕は遠間さんとルカの3人で全国イタリア料理巡りをすることになった。遠間さんの実家に行ったり、料理の勉強をしたり、遠間さんはいつも僕に元気をくれる。今度は僕が遠間さんの支えになれればいいな
遠間ノーマルEND「あなたとあなたと3人で」
ピッ‥‥。
(なんだこのゲーム‥)
(随分滅茶苦茶な展開だったな。無駄に歌と曲はよかったけど。全部のEND回収する気にもなれないし、どうしようコレ。‥ん?パッケージの裏になにか書いてある)
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(今度はこっちを買おうかな‥)
おわり