よっつめ ~妹のおもい~
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藤の家で仕事をしながら、ゆっくり、いろんなことを考えた。
私が鬼だと周りに気づかれないように、鬼殺隊のために、お姉ちゃんのためにできることを。
鬼になって気づいたこと。
簡単に言うと・・・
疲れにくい。
身体がよく動く。
人間にはできないこともできる気がする。
重たいものも軽々持ち上がる。
そして、
夜眠くならないから、一晩中時間があって暇でしょうがない。
だから夜中はずっと月を眺めたり、本を読んだりして過ごした。
明日の準備や仕込みをしようとも思ったけど、一晩中毎日起きていては屋敷の人たちに怪しまれるからできない。
この家に来るのは、藤の家に関係する、俗にいう堅気のお客様と、任務中に大きな怪我をしてしばらく休まなければならない人が大半だ。
藤の家の人たちはもちろん、私が鬼だとは知らされていない。
私の仕事は、最初は雑用全般。
毎日の客室や屋敷内の掃除に洗濯、お風呂の支度など。
隊士の方と顔を合わせることはしばらくなかった。
後から気づいたが、それはきっとお館様の采配だったんだと思う。
いくら人を食わない、襲わないと言っても今だけかもしれないし・・・
(半分はあっているが、信用できないからではなく、ただ単に仕事に慣れるまで人前に立つ仕事は控えさせてほしいと頼んだだけだった)
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