みっつめ ~姉の葛藤~
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「・・・素晴らしいね、朝陽。すごい子だよ君は」
舞い終わって、上がる息を整えていると、耳に心地いい声が頭上から降ってきた。
お館様が、私を見下ろして嬉しそうに微笑んでくださっている。
「君を今日から、柱に任命するよ、朝陽。鬼殺隊のために、これからも力を貸してくれるかい?」
「!!もったいないお言葉、もちろんで御座います!!」
お館様はとても寛大で謙虚な方、その方に認めて頂けたことがすごくうれしかった。
まるで・・・
お父さんに褒められるような・・・
そう、お父さんに・・・
今まで、殺されたお父さんお母さんたちのことは考えないようにしていたのに・・・
目頭が熱くなり、視界が歪んでいくのを我慢できなかった。
ぽんっ
「!おやかた・・・さまっ・・っ」
頭の上に大きな暖かい掌を感じて、さらに涙が溢れてきた
「よく頑張ったね朝陽。強い子だよ、君は強い。だから自信を持ち
なさい、“空柱”」
「っ!・・・はい!」
自信なんて全くなかった。
でも、お館様の言葉で、少し、自分に自信が持てたような気がした。
.