前章
貴女の名前は?
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ホグワーツに来て思う。まず教育が日本とはまるで違う。
いや、魔法教育というべきなのだろうか。
基本的には授業、その中で魔法についての基本的な知識を少しずつ学んで、その中で繰り広げられる人間関係を観察することで魔法界の風潮みたいなものも少しずつ学んでいるつもりだった。
シオン・イズミ。
その名前が呼ばれることは少ないことを願って、あまり目立たないように振る舞っているつもり。
ただでさえ英国では目立つ名前、ありがたいことにロンの兄である双子のお兄さん達がよく構ってくれて‥何処で覚えたのか『我らの大和撫子』なんて呼んでもらってたりする‥
みんなは意味をよくわかっていないが、わかる側としては恥ずかしくて仕方ないから。
最初の手紙でその事をお母さんに伝えたら、大爆笑してる顔が簡単に想像出来るような手紙が帰ったきた。
「んん~~~!・・・はあ、お昼寝しちゃいそう・・・」
うとうとしながら目をつむって、まだ新品のローブにくるまるようにして目を閉じた。
「・・・・・・・・・」
もう少しできっと眠ってしまっていたと思う。そんな時だった
「誰だ?生徒か?こんなところで何をやっているんだ??」
「・・・・・・・・・」
これが、一年生になって間もない頃、純血至上主義の王子様、ドラコ・マルフォイとの出会いだった。
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