2nd
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放課後
部活も終わり、日誌の当番もないローズは帰り支度をしていた。
着替えを済ませて荷物を纏め終えると、座って何やら本を開き始めた。
「ローズ何してるの??」
『え?次の練習試合の組み合わせ考えようかなって。
ほら、そろそろお別れ試合もあるし2年生にも今のうちに経験積んでほしいし』
「確かにね〜。(そうやっていつも一番最後に帰ってるくせに‥)でも今日くらい早く帰りなよ。毎日暗くなってからじゃ危ないしさ~」
『大丈夫だよ。私みたいな地味な女、誰も狙わないし!』
(((‥‥‥なにっ??!)))
それを聞いていた部員達着替え中の人間も含めて手を止め、一斉にローズに詰め寄った。
「「「何を言ってるんですか!!」」」
『へ?』
「部長はもっと!」
「自分の魅力を!」
「自信を‥じゃない!自覚してくださいっ!!」
後輩仲間の剣幕に思わず本が滑り落ちる。
『あ〜‥‥‥着替えないと寒いよ?』
「そんなことどうでもいいのっ!!」
「あんたダントツで青学イチなのわかってないでしょ!!」
『いやいやまさか(笑)だって黒髪だし地味だよ?』
「つやつやの黒髪!大きな2重!めっちゃ小顔!華奢な割に出るとこ出てる!!」
「決めた!今日は居残り禁止!今すぐ帰りなさい!毎日明るいうちに帰りなさい!!」
ビシッと指を突きつけて言い放ったのはポニーテールをヘアピンで綺麗にまとめている副部長の西郷加奈(にしさとかな)。
↑ちょくちょく出てくる
「副部長命令よ!」
「それ職権乱用じゃあ‥じゃあ部長命令で却「拒否権は、な・し!」
「うっ;」
副部長の登場にホッとする部員達。
実際、今の青学女子テニス部では、部長が絶対権力者ではあるが、副部長のが圧倒的に職権乱用率が高いのだった。ゆえにか、性格か、部長は副部長には口では敵わないのだった。(テニスは部長のがもちろん強い)
『はあ、わかった。じゃあ、帰らせてもらうね』