1st
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
東京都内〜某所〜
「ねぇねぇローズ(薔薇)ちゃん!」
「ん?どうしたのー?」
青春学園中等部、3年生のとある教室の中。
一人の女子生徒がクラスの中心にいた。
「次の授業一緒に行かない?話したいことあって〜」
「ちょっと!ローズ(薔薇)は私達と行くんだから!」
「はぁ?!」
「まぁまぁ!みんな一緒に行こうよ?ね?」
上目遣いに伺うような丸い両目には、小さな星が散りばめられていた。
「星野って可愛いよな?」
「ああいうのを美少女って言うんだろうな。芸能人みたいに可愛いし」
「実家芸能事務所らしいから、ちょっとは納得だけど、それにしてもだよな~」
(ルビーやアクアには及ばないよ‥)
「お前好きなんだろ?告白しないのかよw」
「はあ?他校ならともかく、3年にはそんな命知らず居ねぇだろ」
「まぁね。当然彼氏持ちだし、その彼氏が‥‥‥」
『手塚くん?次の会議の資料集まったから、確認お願いしてもいい?』
「ああ、ありがとう星野」
『どういたしまして。男子テニス部は週末練習試合だっけ?』
「ああ。女子は通常練習か?」
『うん。でも午後からコートの整備とかで、練習できるのは半日だけなんだって。大会前なのに残念』
「お前は日頃から十分練習してるだろう。休むことも大切だ」
『ん〜‥そうなんだけど‥はっ!(しゃべりすぎた!)じゃあね!手塚くん』
「!あ、ああ」
(危ない危ない、人前で馴れ馴れしくしゃべりすぎちゃったよ。国光に迷惑にならなきゃいいけど‥)
星野ローズ、青春学園中等部3年生。
生徒会書紀にして、女子テニス部部長というのが彼女の肩書だった。