出会い/一目ぼれ
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結果私はバスケ部に。友達の名前は薬学研究部に入った。
お互いクラスは別々になってしまったけど、すぐに中入生の子達を含めたクラスメイトと仲良くなり、それなりに充実した毎日を送っていた。
そして今日は——
とうとう初めてのバスケ部活動日なのだ!
この日をずっと待っていた私は、楽しみすぎるあまりいつもは寝て過ごす7限目はお目目ぱっちりでずっと時計とにらめっこしていた。
(あと5分…さっきから1分しかたってないんだけど……??)
「おーい、○○。お前さっきから時計しか見てねぇぞ。そんなに俺の授業早く終わってほしいのかよ。」
あまりにも露骨すぎて後藤先生にはすでにバレていたらしい。
周りの子達がクスクスと笑っている。
「いやぁ、後藤先生の授業ほど最高なのものはありませんよぉ」
見え見えの嘘を冗談とともに言ったが、後藤先生は乗ってくれなかった。
「おーそうか。じゃあここの問題解いてみろ。そんなに授業が楽しかったのならできるよな?」
「え」
……終わった。
* * *
やっと授業が終わり、バスケ部の活動場所へと向かう。
体育館の扉の前で深く深呼吸をし、私は扉を開いた。
「失礼します.......」
緊張しながら体育館に入ると、もうそこには既に自由にシュート練習をしている先輩たちの姿があった。
全員練習に集中していて私が体育館に入ってきたことには全く気付いていなかった。
(無一郎先輩は、まだ来てないんだな。)
「えーと、私は何をすれば.......?」
チキンな私はいきなり先輩たちに声をかけるなんていうことはできず、体育館の扉の近くで固まっていた。周りを見ても同じ学年の子らしき人はいない。
その時——
「あ、もしかしてあの時の?」
後ろから声がしたので振り返ると、そこには無一郎先輩がいた。
やっと会えたことへの喜びと好きな先輩に自分のことを覚えられていたことへの興奮で私はさらに緊張していた。
「は、はい!○○名前と申します!!これからよろしくお願いします!!!」
思いっきり頭を下げお辞儀をする。
「うん。よろしく○○さん。俺は副部長の時透無一郎。分からないことあったら、僕か兄さん聞いてね。」
そう言うと無一郎先輩はにっこり微笑んだ。
無一郎先輩が笑うところを初めて、見た私はときめきで胸がきゅうっと苦しくなった。
「はい!!ありがとうございますっ!」
それから無一郎先輩に部活内容などを教えてもらっていると、無一郎先輩のお兄さん——有一郎先輩がやってきた。
「「「「「部長!こんにちは!」」」」」
一斉に練習していた先輩たちは手を止め、有一郎先輩の方を向いて挨拶した。
「おう。」
有一郎先輩がそれを片手で受けると密かに歓声が上がった。
「あ、入ってくれたのか。」
有一郎先輩も私に気が付くとこちらにやってきた。
「部長の時透有一郎です。よろしくな。」
そういって有一郎先輩は片手を差し出す。
私もそれを受け握手をする。
「はい!○○名前です!よろしくお願いします!」
(うおおおお無一郎先輩とそっくりだからやっぱり有一郎先輩もイケメンだぁぁぁぁ当たり前だけどぉぉぉ)
内心そう興奮していると、有一郎先輩が手を放し、周りの先輩たちに声をかけた。
「おー-い、そろそろ始めるぞー」
その瞬間先ほどと同じく先輩たちは練習する手をすぐに止め、走って周りに集まってきた。
「今日は本入部の人が来てる。一年の○○名前さんだ。分からないことがあったらお前らも教えてやってくれ。」
(え、もしかして他に一年いない.......?)
そう思ったのもつかの間、自己紹介をするような流れになっており、慌てて簡単な自己紹介を始めた。
「一年かぼす組の○○名前です!バスケは初心者なのですが、精一杯頑張ります!よろしくお願いします!」
そう言ってまた深くお辞儀をすると先輩たちは拍手を返してくれた。
体育館の眩しい照明に目を細めながら私はこれからの学校生活にまた胸をふくらませた。
お互いクラスは別々になってしまったけど、すぐに中入生の子達を含めたクラスメイトと仲良くなり、それなりに充実した毎日を送っていた。
そして今日は——
とうとう初めてのバスケ部活動日なのだ!
この日をずっと待っていた私は、楽しみすぎるあまりいつもは寝て過ごす7限目はお目目ぱっちりでずっと時計とにらめっこしていた。
(あと5分…さっきから1分しかたってないんだけど……??)
「おーい、○○。お前さっきから時計しか見てねぇぞ。そんなに俺の授業早く終わってほしいのかよ。」
あまりにも露骨すぎて後藤先生にはすでにバレていたらしい。
周りの子達がクスクスと笑っている。
「いやぁ、後藤先生の授業ほど最高なのものはありませんよぉ」
見え見えの嘘を冗談とともに言ったが、後藤先生は乗ってくれなかった。
「おーそうか。じゃあここの問題解いてみろ。そんなに授業が楽しかったのならできるよな?」
「え」
……終わった。
* * *
やっと授業が終わり、バスケ部の活動場所へと向かう。
体育館の扉の前で深く深呼吸をし、私は扉を開いた。
「失礼します.......」
緊張しながら体育館に入ると、もうそこには既に自由にシュート練習をしている先輩たちの姿があった。
全員練習に集中していて私が体育館に入ってきたことには全く気付いていなかった。
(無一郎先輩は、まだ来てないんだな。)
「えーと、私は何をすれば.......?」
チキンな私はいきなり先輩たちに声をかけるなんていうことはできず、体育館の扉の近くで固まっていた。周りを見ても同じ学年の子らしき人はいない。
その時——
「あ、もしかしてあの時の?」
後ろから声がしたので振り返ると、そこには無一郎先輩がいた。
やっと会えたことへの喜びと好きな先輩に自分のことを覚えられていたことへの興奮で私はさらに緊張していた。
「は、はい!○○名前と申します!!これからよろしくお願いします!!!」
思いっきり頭を下げお辞儀をする。
「うん。よろしく○○さん。俺は副部長の時透無一郎。分からないことあったら、僕か兄さん聞いてね。」
そう言うと無一郎先輩はにっこり微笑んだ。
無一郎先輩が笑うところを初めて、見た私はときめきで胸がきゅうっと苦しくなった。
「はい!!ありがとうございますっ!」
それから無一郎先輩に部活内容などを教えてもらっていると、無一郎先輩のお兄さん——有一郎先輩がやってきた。
「「「「「部長!こんにちは!」」」」」
一斉に練習していた先輩たちは手を止め、有一郎先輩の方を向いて挨拶した。
「おう。」
有一郎先輩がそれを片手で受けると密かに歓声が上がった。
「あ、入ってくれたのか。」
有一郎先輩も私に気が付くとこちらにやってきた。
「部長の時透有一郎です。よろしくな。」
そういって有一郎先輩は片手を差し出す。
私もそれを受け握手をする。
「はい!○○名前です!よろしくお願いします!」
(うおおおお無一郎先輩とそっくりだからやっぱり有一郎先輩もイケメンだぁぁぁぁ当たり前だけどぉぉぉ)
内心そう興奮していると、有一郎先輩が手を放し、周りの先輩たちに声をかけた。
「おー-い、そろそろ始めるぞー」
その瞬間先ほどと同じく先輩たちは練習する手をすぐに止め、走って周りに集まってきた。
「今日は本入部の人が来てる。一年の○○名前さんだ。分からないことがあったらお前らも教えてやってくれ。」
(え、もしかして他に一年いない.......?)
そう思ったのもつかの間、自己紹介をするような流れになっており、慌てて簡単な自己紹介を始めた。
「一年かぼす組の○○名前です!バスケは初心者なのですが、精一杯頑張ります!よろしくお願いします!」
そう言ってまた深くお辞儀をすると先輩たちは拍手を返してくれた。
体育館の眩しい照明に目を細めながら私はこれからの学校生活にまた胸をふくらませた。
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