dark Knight
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「はぁ・・・」
『おい、大丈夫か?顔色悪いゾ?』
「えぇ、大丈夫よ。少し疲れただけ』
悪魔退治の仕事を終わらせ事務所に戻ると、マリーはぐったりと自室のベッドに横になった。
精神は成人女性でも、体は年端も行かない8才の子供だ。
そんな小さな体に膨大な魔力を取り込み変身していれば、体力などすぐに消耗する。
『それにしても、お前どんどん強くなっていくな〜!やっぱりお前を選んで正解だったぜ!これでアイツを・・・』
「ん?」
『ともかく、お前はしばらく体を休めな。精神は大人でも体はガキなンだから』
「誰のせいで子供になったのかしら・・・?」
『契約の代償なんだから仕方ないだろ?』
周りを飛び回る赤い目を光らせた黒いモヤに悪態をつき、睡魔に身を任せ眠りについた。
『もっと・・・もっと力を・・・!』
「はっ!」
夢?
「・・・」
喉渇いた・・・水飲もう。
私は冷蔵庫から水が入ったペットボトルを取り出し蓋を開けて飲んだ。
それにしても、何だったのかしら・・・さっきの夢・・・
「・・・少し夜風に当たるか」
そう考え、マリーは外に出た。
「おいV、無理すんなって!少し休め!さっきの悪魔との戦いで体力使い果たしたんだろ?」
「そんな暇はない・・・早くあの女を見つけなければ・・・っ」
「なんでそこまで女に拘るんだ?」
「・・・感じたんだ。あの女から・・・"バージル"の気を・・・」
「!! それってまさか・・・!」
グリフォンが何かを言いかけようとした時、Vは力尽き倒れてしまった。
「V!たくっ・・・無理すんなって言ったのに」
近くからの悪魔の気配はしないが、このままここで寝かせる訳にはいかねぇよな。
つっても、助けを呼ぼうにもここは人通りが少ない場所だからな。
「どうすっかな〜」
意識を失ったVをどうするか考えるグリフォン。
そんな時、後ろから足音が聞こえてきたと同時に、強力な魔力を感じた。
悪魔か?いや、違う・・・
コイツは・・・
「よォ、ようやく会えたな・・・"妹"チャンよ」
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