dark Knight
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ザンッ!
ザシュッ!
トリップしてから一週間くらいたった。
変身後の姿には慣れ、自分の力で戦える様になってきた。
お客さんも少しずつ増えて生活もだいぶ安定してきた。
そして、新しい発見もした。
どうやら私は、悪魔を殺せば殺す程に強くなっていく様だ。
スキルも次々と獲得していき、チートレベルにまで達成しそうな程に成長していった。
そして、私は今日も依頼で悪魔退治を行っていた。
「ふんッ!」
ザンッ!
「ギャアア!!」
よし、これで今回の依頼は達成したわ。
それにしても、最近悪魔の数が増えてきた気がする。
まぁ、私の仕事が増えて儲かるから別にいいんだけど。
『キシシッ、オマエ悪魔から人間を守るんじゃなかったのか?さすがは人間、欲深いねぇ〜汚いねぇ〜』
黙りなさいデア。人を悪代官みたいに言わないでちょうだい。
さてと、帰りましょうか。
変身を解こうとした次の瞬間、後ろからまだ残っていた悪魔が襲いかかってきた。
!しまったッ
慌てて剣で悪魔からの攻撃を防ごうと構えたが、突然の銃声と共に悪魔が散った。
「油断大敵だぜ?お嬢さん」
「!」
聞き覚えのある声に後ろを振り返る。
赤いコートに白い髪・・・
すぐに分かった。この男はDMCシリーズの主人公であるダンテだ。
4の時より随分と老けて髪も少し伸びてダンディ差が倍増されている。
「どうした?まさか俺に惚れたのか?」
「残念だけどタイプじゃないの」
「そりゃ残念」
シュンッ!
「!」
なんて冗談を言い、瞬時にダンテの所に移動し、さも当然の様にダンテに斬りかかった。
ガキンッ!
しかし、予想通り私の刃はダンテのリベリオンによって防がれた。
さすがはダンテ、一筋縄じゃいかない。
「おいおい、助けてやった恩人に斬りかかるとはどいう了見だ」
「あなたから悪魔の匂いを感じた。悪魔は全て殺さなければならない」
もちろん、そんな事は思ってないけど。
「随分と物騒な女だな」
ダンテから一旦距離を取る。
「でも、今は殺さないでおいてあげる。次の仕事があるからあなたを相手にしている暇はない」
「奇遇だな。俺も仕事があるんだ。人探しのな」
人探し?
「だが、探す手間が省けたぜ。まさかこんな簡単に見つかるとはな」
「私を探してたって事?なぜ?」
「Vって言う男から依頼を受けたんだ。あんたアイツの元カノかなんかか?猛烈にあんたに会いたがってたぜ?」
Vが?何故私を?
「V?そんな名前の知人はいないわ。人違いじゃないかしら?」
「そうか?特徴的にもあんたで間違いないと思ったんだが」
「仮に私だとしたら、何故私を?」
「さぁな。俺はあんたと同じ悪魔退治専門だからな。人探し専門じゃない」
「・・・要件はそれだけ?なら、私は行くわ」
「ちょっと待て、最後に一つだけ聞きたい事がある」
「?」
「あんた、何者だ?」
「・・・"ダークナイト" そう呼ばれてるわ」
ダンテにそう言って、私はその場から立ち去った。
「フッ・・・マセガキめ」
「あの女は見つかったのか?」
「あぁ、いきなり斬りかかってくるおっかねぇ女だった。お前、彼女はもう少し選んだ方がいいぜ?」
「・・・それで、女はどうしたんだ?」
「逃げられちまった。だが、名前だけは聞けたぜ。ダークナイトと言うらしい」
「・・・そうか」