芸コン夢
名前変換
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「名前ー!!」
バタン!!
朝方。扉が勢いよく開いた。
名前を呼ばれたこの部屋の主は、窓際に位置するベッドの中で朝日を浴びて丸まっていた。
「…んー、デイダラぁー?…まだ眠いよー…」
布団の隙間から朝早くから元気の良い金髪がぼんやりと見えたのでかろうじて返事をした。
「今日はオイラとデートする約束だろ!」
「してないよぉー…寝かせてよぅ」
デイダラが呼吸をするように嘘をつくものだから名前は呆れた。
「何だよ!すっげーいい粘土が採れそうなところ見つけたんだ!名前もオイラの芸術が誕生するところ見たいだろ!うん!」
「……」
「寝んなよ!」
するとデイダラはベッドのそばまで近寄ってきて、名前がくるまっている掛け布団を勢いよく引き剥がした。
「んー…やめてよー、私今寝たら幸せになれるのー」
ここまですれば諦めて起きてくると思ったデイダラの予想に反して、名前は本当に眠いのだろう。
目を瞑ったままモゾモゾ動いては赤子のように丸まってしまった。
「…かわい」
あどけない表情で眠っているその顔をとても愛おしく感じた。
「…ん?もー、しつこいなー…」
デイダラが諦めて再び布団をかけてくれた、と思ったら何故か彼もベッドの中に入ってきた。
横向きに丸まっていた名前の背中にピッタリとくっつき腰に手を回してきた。
「寝るならこの方があったかくて気持ちいだろ?うん」
「んー、あったかい、ねー…」
名前にとってこの程度日常茶飯事だった。それに今は睡魔の方が勝っており文句を言う気も失せてしまった。背中に伝わる体温も心地良い。
朝の柔らかな日差しが2人を眠りの世界に再び誘おうとーー
「デイダラ…てめぇ殺されてぇようだな」
「うをぉー!?だ、旦那‼︎」
ベッドのすぐ横の窓からいつの間にいたのだろう。
サソリが窓枠に腰掛けてこちらを見下ろしていた。
「選べ。串刺しか、火炙りか、それとも毒…」
「ま、待てよ旦那。ほら名前のやつこんなに可愛く気持ちよさそうに寝てるんだぜ?起こしたらかわいそうだろ?うん?」
そう言われてサソリは布団を少しめくると、朝日を反射して白く艶やかな肌が一層際立った名前の無垢な寝顔が現れた。
「…かわい」
「旦那も名前の事になると急にアホになるよな。うん」
自分のことは棚に上げて、である。
サソリは何か言いたそうにしたがすぐニヤッと笑った。
「そうだな…じゃあ俺も名前と一緒に寝ることにする」
「は?!」
そう言ってデイダラとは反対側、名前と向き合うようにベッドの中にスッポリと入ってしまった。
少し広めのベッドではあるが、3人も入ればそこはもう鮨詰め状態であった。
「おい!旦那!何名前の寝顔じっと見てんだ!」
「うるせぇー、っつーか狭ぇんだよ。さっさと粘土でも何でも1人で採りに行けよ」
「そっちが後から来たんだろ!?それに旦那は体温ねぇから名前が寒がるだろ!あっち行けよ!」
「てめぇはやっぱり殺す」
2人は布団の中でギャーギャー騒ぎながらお互いの脚を蹴り合った。
掛け布団はバサバサとはためき、間に挟まれている名前は自分の上でデイダラとサソリの脚が交戦し出して流石に目を覚ました。
「んーっ…もー!2人ともやめてよぉー!」
そう言いながら名前はそのまま両手を万歳して猫のように体を伸ばして欠伸をした。
「…ふわぁ…。そんなに騒がれたら眠れないよ…。もう私起きるよー」
そう言って正面にいるサソリの顔を、涙目でトロンとした表情で見た。
…ぐっときた。
サソリは名前の頬に手を添えて言った。
「…いや、起きるのはこの髷野郎だけだ。名前は俺が寝かしつけてやる。安心しろ、ちゃんと優しくしてや」
「だーーーー!!ダメに決まってんだろぉ!この傀儡オタク‼︎名前に触るんじゃねぇー!!」
「わっ!!」
デイダラはサソリから名前を無理やり引き剥がすとそのまま抱き抱えて部屋を飛び出…そうとした、が。
名前の両手脚にはサソリの指から伸びたチャクラ糸が巻きついており、それ以上進むことができなかった。
「離せよ!うん!」
「そりゃてめぇだろ。名前は眠てぇつってんだ」
「流石にもう眠気も吹っ飛んじゃったよぉ」
「ほらみろ!じゃあオイラとデートだな!」
「させるかぁ!」
「もー!やめてってばー!」
ベッドに戻ることもパジャマから着替えることも出来ずに名前が困り果てた頃。
喧騒を聞きつけ現れた小南にデイダラとサソリはお叱りを受けた。
バタン!!
朝方。扉が勢いよく開いた。
名前を呼ばれたこの部屋の主は、窓際に位置するベッドの中で朝日を浴びて丸まっていた。
「…んー、デイダラぁー?…まだ眠いよー…」
布団の隙間から朝早くから元気の良い金髪がぼんやりと見えたのでかろうじて返事をした。
「今日はオイラとデートする約束だろ!」
「してないよぉー…寝かせてよぅ」
デイダラが呼吸をするように嘘をつくものだから名前は呆れた。
「何だよ!すっげーいい粘土が採れそうなところ見つけたんだ!名前もオイラの芸術が誕生するところ見たいだろ!うん!」
「……」
「寝んなよ!」
するとデイダラはベッドのそばまで近寄ってきて、名前がくるまっている掛け布団を勢いよく引き剥がした。
「んー…やめてよー、私今寝たら幸せになれるのー」
ここまですれば諦めて起きてくると思ったデイダラの予想に反して、名前は本当に眠いのだろう。
目を瞑ったままモゾモゾ動いては赤子のように丸まってしまった。
「…かわい」
あどけない表情で眠っているその顔をとても愛おしく感じた。
「…ん?もー、しつこいなー…」
デイダラが諦めて再び布団をかけてくれた、と思ったら何故か彼もベッドの中に入ってきた。
横向きに丸まっていた名前の背中にピッタリとくっつき腰に手を回してきた。
「寝るならこの方があったかくて気持ちいだろ?うん」
「んー、あったかい、ねー…」
名前にとってこの程度日常茶飯事だった。それに今は睡魔の方が勝っており文句を言う気も失せてしまった。背中に伝わる体温も心地良い。
朝の柔らかな日差しが2人を眠りの世界に再び誘おうとーー
「デイダラ…てめぇ殺されてぇようだな」
「うをぉー!?だ、旦那‼︎」
ベッドのすぐ横の窓からいつの間にいたのだろう。
サソリが窓枠に腰掛けてこちらを見下ろしていた。
「選べ。串刺しか、火炙りか、それとも毒…」
「ま、待てよ旦那。ほら名前のやつこんなに可愛く気持ちよさそうに寝てるんだぜ?起こしたらかわいそうだろ?うん?」
そう言われてサソリは布団を少しめくると、朝日を反射して白く艶やかな肌が一層際立った名前の無垢な寝顔が現れた。
「…かわい」
「旦那も名前の事になると急にアホになるよな。うん」
自分のことは棚に上げて、である。
サソリは何か言いたそうにしたがすぐニヤッと笑った。
「そうだな…じゃあ俺も名前と一緒に寝ることにする」
「は?!」
そう言ってデイダラとは反対側、名前と向き合うようにベッドの中にスッポリと入ってしまった。
少し広めのベッドではあるが、3人も入ればそこはもう鮨詰め状態であった。
「おい!旦那!何名前の寝顔じっと見てんだ!」
「うるせぇー、っつーか狭ぇんだよ。さっさと粘土でも何でも1人で採りに行けよ」
「そっちが後から来たんだろ!?それに旦那は体温ねぇから名前が寒がるだろ!あっち行けよ!」
「てめぇはやっぱり殺す」
2人は布団の中でギャーギャー騒ぎながらお互いの脚を蹴り合った。
掛け布団はバサバサとはためき、間に挟まれている名前は自分の上でデイダラとサソリの脚が交戦し出して流石に目を覚ました。
「んーっ…もー!2人ともやめてよぉー!」
そう言いながら名前はそのまま両手を万歳して猫のように体を伸ばして欠伸をした。
「…ふわぁ…。そんなに騒がれたら眠れないよ…。もう私起きるよー」
そう言って正面にいるサソリの顔を、涙目でトロンとした表情で見た。
…ぐっときた。
サソリは名前の頬に手を添えて言った。
「…いや、起きるのはこの髷野郎だけだ。名前は俺が寝かしつけてやる。安心しろ、ちゃんと優しくしてや」
「だーーーー!!ダメに決まってんだろぉ!この傀儡オタク‼︎名前に触るんじゃねぇー!!」
「わっ!!」
デイダラはサソリから名前を無理やり引き剥がすとそのまま抱き抱えて部屋を飛び出…そうとした、が。
名前の両手脚にはサソリの指から伸びたチャクラ糸が巻きついており、それ以上進むことができなかった。
「離せよ!うん!」
「そりゃてめぇだろ。名前は眠てぇつってんだ」
「流石にもう眠気も吹っ飛んじゃったよぉ」
「ほらみろ!じゃあオイラとデートだな!」
「させるかぁ!」
「もー!やめてってばー!」
ベッドに戻ることもパジャマから着替えることも出来ずに名前が困り果てた頃。
喧騒を聞きつけ現れた小南にデイダラとサソリはお叱りを受けた。