造花の傀儡
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初めてだった。
真っ白な世界に、ポッと落ちてきた鮮やかな赤色。
目が離せなかった。
とても綺麗な顔をした男の子だった。
琥珀色の目はどこまでも透明だった。
同い年の子供を見たのが初めてだったからだろうか?
作り物の心臓の鼓動が速くなった気がして何だか苦しかった。でも不思議と嫌じゃなかった。
あの日から彼はチヨ様に連れられて何度か遊びに来てくれた。
最初は話すことがなくて2人でただ本を読んだりしていた。私が病院で貸してもらった医療忍術の本を読んでいるのに気づくと興味があるみたいで、そのうち彼が読んできかせてと頼んできてくれるようになった。
それから私のことについて聞いてきてくれるようになった。残念ながら私にはたくさん話せるようなことがなかった。でも彼が、サソリがここにいてくれるためにできるだけいっぱいお話しした。
つまらないかなと思ったけど、サソリは目を輝かせながら私の話を聞いてくれた。
嬉しかった。
私もサソリのことがもっと知りたくなった。
ここ以外ではどんなことをしているの?
どんな話ができれば喜んでくれる?
あなたの見る世界は何色なの?
私モ、貴方ノ世界二色ヲ付ケラレマスカ?
サソリといられれば、もっと色んな色が見れる気がした。
真っ白な世界に、ポッと落ちてきた鮮やかな赤色。
目が離せなかった。
とても綺麗な顔をした男の子だった。
琥珀色の目はどこまでも透明だった。
同い年の子供を見たのが初めてだったからだろうか?
作り物の心臓の鼓動が速くなった気がして何だか苦しかった。でも不思議と嫌じゃなかった。
あの日から彼はチヨ様に連れられて何度か遊びに来てくれた。
最初は話すことがなくて2人でただ本を読んだりしていた。私が病院で貸してもらった医療忍術の本を読んでいるのに気づくと興味があるみたいで、そのうち彼が読んできかせてと頼んできてくれるようになった。
それから私のことについて聞いてきてくれるようになった。残念ながら私にはたくさん話せるようなことがなかった。でも彼が、サソリがここにいてくれるためにできるだけいっぱいお話しした。
つまらないかなと思ったけど、サソリは目を輝かせながら私の話を聞いてくれた。
嬉しかった。
私もサソリのことがもっと知りたくなった。
ここ以外ではどんなことをしているの?
どんな話ができれば喜んでくれる?
あなたの見る世界は何色なの?
私モ、貴方ノ世界二色ヲ付ケラレマスカ?
サソリといられれば、もっと色んな色が見れる気がした。