名前は【メルクリウス・シュステーマ・ソラーレ】
発明家兼商人兼ソラーレファミリーの創設者の1人。多才な天才で奇人。退役した元軍の将校であり、貴族の家出身で士官学校を首席で卒業するなど自他共に認める優秀な人物。軍に在籍していた20代前半の頃、廃墟で探索中、棺桶に詰められ壁に埋め込まれていた不老不死男、ソルを発見して以来、波長が合ったのか二人は信頼関係を築いている。
発明の傍ら不老不死の研究をし、死ぬことができず悩む相棒を殺す、あるいは自らが不老不死になり共に歩む道を模索している。発明品を売ることで財を成し、後にマフィア組織となるソラーレファミリーの基盤を作る。
　
退役後はソルと共に寝る間も惜しんで研究開発に専念している。ソルは世話焼きな質で唯我独尊なメルクリウスに振り回されるのが吝かではなく、メルクリウスは傍若無人に振る舞っている。メルクリウスはおくびにも出さないがソルのことを尊敬しており、ソルもまた命の恩人であり永遠を共に歩んでくれるというメルクリウスに尊敬と感謝の念を抱いている。

メルクリウスらは武器商人で商品は主に銃火器。特に銃はメルクリウスが不老不死の研究し始めソルを殺すための副産物として生まれた。この銃は国や軍隊に飛ぶように売れ、おかげで多くの無辜の民が血を流したがメルクリウスにとっては自ら発明したものが人間の命を奪うことに興味はなく研究開発に勤しんでいる。
メルクリウスの商才に助けられ、事業は順調に軌道に乗ることになる。ビジネスを始めてから大人二人が一生食うに困らない額の金を稼いだが、そのほとんどは実験費や材料費に消えていく。2人とも金に頓着があるタイプでもなく、メルクリウスはといえば開発のため最低限の生活費すら削る人間なため羽振りよく研究に金を使い、自身らは華々しい生活をすることもなく常に自転車操業のような有様であった。手元に残る金は多くはないものの、メルクリウスとソルは充実した人生を送っていた。
しかし順風満帆な生活はそう長く続かず、メルクリウスは不老不死の謎を解明することができぬまま道半ばで息絶え、その遺体はソルによって冷凍保存されている。現在はメルクリウスを蘇生しようと目論むソルとメルクリウスの孫にあたるルーナがソラーレファミリーを継ぎ悪名をとどろかせている。ルーナはメルクリウスに似ており、ソルはルーナをメルクリウスの代わりとして育てている。
　

　
天衣無縫な天才肌。眉目秀麗、頭脳明晰で貴族出身という非の打ち所がない人物。根っからの研究者気質であり天才と変人は紙一重というがまさしくその通り。彼の態度は天上天下唯我独尊といった具合で、相棒であるソルや妹以外のごくわずかな人間以外を見下している節がある。彼が優秀なのは事実であること、また彼自身の世間体を気にしない振る舞いから辛うじて「まあメルクリウスだから・・・」で済まされている。自己肯定感が非常に高く、実力が伴った自信家。おかげで熱狂的な信者がいる
長い髪はソルと出会って以来伸ばしており、それを気に入ったソルがほぼ毎日手入れしている。赤いリボンを巻いている時は朝ソルが結んでいる。彫りが深く一見陰鬱で気難しそうな顔はコロコロと表情を変える。好奇心旺盛で意外とノリが良い

合理的で結果主義、他人の痛みを理解せず個人の不利益は社会的利益に相殺されるという考えを持つ。あまりに合理的で無駄がなく心情に寄り添っていない判断をしがちで独断で決行できる状況だと危ういタイプ。結果としてメルクリウスの案は完璧に最適化されているが、道徳や倫理観が置いてけぼりになりがち。ルーナと違い完璧が目標ではなく合理性を求めた結果完璧に至るという考えで、新しいものを積極的に取り入れて効率化を目指している。
彼の言うことは正論ではあるが、一切の配慮がないため冷たい人間だと非難されることもあるが、彼の中では筋が通っており、何を言われようとその軸がぶれることはない。
研究者としてもボスとして非常に優秀でカリスマはあるものの、反感を買いやすく敵も作りやすいタイプ。真顔で冗談か本気か分からないことを言い、時折常人には理解できない奇行に走る
私生活はかなりずぼらで、放っておくと食事も風呂もそっちのけで研究にのめり込んでいる。
　
188cm/78kg、AB型
濃紺の長髪を一つにまとめており前髪はオールバック。右目には眼帯、左目の下にはホクロがありヤギのような横瞳孔の赤い瞳をしている。彫り深くて鼻骨や頬骨がしっかりした顔立ちと高身長も相まって威圧的な印象を受ける。退役後も惰性で濃紺の軍服を着ている。
ソラーレファミリーは太陽系がモチーフになっており、彼は水星がモチーフ
妹が一人おり、美しく強かな女性。