左手のゆびきり
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「ねえ、春って来週暇?よかったら私のサークルのお花見、参加してよ!」
「んー…、ごめん、ちょっと予定あって」
「去年もそう言ってなかったっけ?もう…人集まんないよー…」
大学のカフェテリア。
友達は唇を尖らせた。
そういえば、去年も断っちゃったんだっけ。
「どこ行くの?もしかして、彼氏できたとか?」
「違う違う!旅行行くの」
「…彼氏と?」
「だから、いないってば」
笑いながら、私たちは席を立って次の講義に向かう。
桜舞う頃、
私はなぜだかあの場所に行かなければいけない気持ちになるのだ。