アタック★メロメロ修学旅行(前編)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
むにっ
「「「~~~ッ!!!」」」
各々が声にならない声を上げたのは、風間さんの手がよからぬ場所を触ったためであった。
「やっ…柔らかい、だと…っ!?」
風間さんはあまりの柔らかさに力が抜け、呆然と自分の手を見つめた。
表情は驚きと恍惚の入り交じったものになっていた。
「てめえ…もう許せねえ!!」
「……行くぞ」
平助君と斎藤君が同時に踏み込み、春はひらりと鉄パイプの嵐から逃げ出す。
だが風間さんの隙は一瞬のもので、すぐにその表情は恍惚のみとなっていた。
ひゅんひゅんと舞う鉄パイプを華麗に避けると、彼は高笑いを始めた。
「ふはは…我が嫁よ、その柔らかさ…気に入ったぞ!」
「畜生…その腕へし折ってやるよ!」
ぶんぶんと鉄パイプの唸る音を聞きながら、すっかり湯冷めしてしまった春は不知火さんと一緒に温泉に浸かり直した。
「はああー…温泉気持ちいいじゃねーか…」
「そうですね、五月蝿い人たちがいなければですが」
と、そこへちゃっかり斎藤君も加わる。
「春、難儀だったな」
「ううん、斎藤君たちも助けてくれてありがとう。それじゃ、私そろそろ上がろうか―――」
ちょうど、そのときだった。
風間さんのせいで緩んでいた春のタオルが―――
はらり、落ちたのは。
「っっっ……」
春は顔をみるみる赤く染めていき、ばっと素早く身体を隠して。
「いやぁああああぁあぁああーっ!!!!」
この後、女湯と男湯で鼻血を出しすぎた生徒が数名運ばれたのは言うまでもない。
つづく★
</font>