アタック★メロメロ修学旅行(前編)
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皆は兼ねてからの近藤校長のご希望により、とある温泉宿に泊まることになった。
一泊目は何事もなく終わり、もうすぐ二日目が終わろうとしている。
「かーっ、やっぱいいねえ温泉は!」
悠々と手拭いを手に廊下を闊歩していた新八先生が、春とすれ違った。
「おう、なんだ春ちゃん、今から風呂か?」
「はい、すっかり遅くなっちゃって…」
「ほう…そうかそうか、女湯か…」
「………新八先生、覗かないで下さいね」
図星を指されて慌てふためく新八先生と別れ、春は一人女湯へと向かった。
自然と鼻歌を歌いながら服を脱ぎ、髪や身体を洗っていざ温泉に浸かる。
「はあぁーっ…」
旅館が貸し切りのため、女湯は春しかいない。
大きく息をつき、身体を伸ばした―――
そのときだった。
「まさかこんな処に隠れているとはな…」
聞き覚えのある鼻がかった声が、春の耳に届いた。
そして続けざま、風間千景と不知火匡、目を泳がせている天霧九寿が姿を顕した。
「なっ…なんであなたたちが此処に…!?」
「んあ?なんでってのが手段を言ってるなら簡単だ。俺たちには国境なんて存在しねえからだよ」
不知火が堂々と答える、が。
「不知火さん、国境越えてませんけど…」
取り敢えず不知火が修学旅行をどれだけ楽しみにしていたかということと、飛行機=海外だと思っているらしいことは垣間見えた。
「あ、あなたは…男湯に入れないときがありませんか?」
「どうしてそれを…!って言ってあげたいんですけど、女だから当たり前です」
天霧さんは少々パニックに陥っているようだった。
「だがまさか、我が嫁に露出の趣味があろうとは……。良かろう、その身体とくと眺めさせて貰おう」
「なっ、何言ってるんですか!!誰も服着たまま温泉には浸かりません!!」
春の纏っているものは大きなバスタオル一枚だけである。
結び目をきゅっと握りしめて風間さんを睨み返す、が。
(は…速い!?)
春の身体はいつの間にか風間さんの腕の中にすっぽりと収まっていた。
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