ドキッ★桃色体育祭-美男騎士編-
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「じゃあ、わたしは土方先生と原田先生を眺めたいな」
わたしはなんとなく、土方先生と原田先生の一騎討ちという言葉に惹かれた。
さぞかし絵になることだろう。
それにほら、土方先生って担任の先生だし!!
わたしは早速騎馬戦の行われるグラウンドの中央へ向かった。
まだ先生たちはいないみたい―――
と、思ったら。
「おう、春じゃねえか」
後ろから聞こえた聞き慣れた声に振り返ると―――
「きゃああああっ!!」
なんと―――土方先生が裸で立っていた。
思わず目を両手で塞いでその隙間から見てみると、土方先生が不機嫌そうに目を細める。
「…なんだってんだ、お前は」
「だって先生…裸で…!!」
「………あのなぁ、騎馬戦は裸でやるもんだろ」
あ、そっか。
よかった、下はちゃんと履いてる…。
「アホかお前は」
「すみません…」
謝ると、ふっと強張った頬を弛めて土方先生は微笑んでくれる。
「…お前は応援、しっかりやれよ」
こくこく、と頷きながらも、わたしは土方先生の上裸に釘付けだった。
白い肌に綺麗な鎖骨、胸板、腹筋、腕―――
「ぶはっ」
つい気持ち悪い声を上げて鼻血を吹いてしまった。
と、そこへ。
「おうおう、なんだ?俺の応援に来てくれたのか##NAME1##?」
反対側から近寄ってきたのは、原田先生だった。
「ぶはっ…」
わたしは再び鼻血を吹くことになる。
こちらもなんと美しいことか。
逞しい上腕、胸板、それにお腹の傷までもが原田先生らしくて格好いい。
「原田、こいつぁ俺のクラスの生徒だ。てめえを応援に来たんじゃねえよ」
「いやいや、担任とか関係ねえだろ。春、どっちを応援に来たんだ?」
わたしは黙って鼻血を拭いながら考える。
黒髪の土方先生…硬派な大人の男…イイ…。
でも赤髪の原田先生も…セクシーな大人の男…イイッ…!!
「ど…」
「ん?」
「あ?」
「どっちもです!!!!」
わたしはこれ以上この二人の色気に挟まれるのは無理だと判断し、そう言い残して避難した―――。