ドキッ★桃色体育祭-鉄壁排球編-
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「何を言っている、春っ…!」
「…いくら君でも、私の球を受けては…」
天霧さんまでもがわたしの申し出を退けようとする。
だがわたしは保健委員の役目など放り出して、ポンポンを放るとコートの中へ向かった。
このサーブを返して一点取れば、勝てる。
「………やります」
わたしはそれだけ告げるとぐっと構える。
「くっ…春、絶対に無理をするな…!」
決意が固いとわかったのだろう、斎藤くんは渋々ながらも構えた。
それに応えて、天霧さんは構えた。
実はわたしはバレーボールなら結構得意なのだ。
「―――ぬんっ!」
スローモーションのように、天霧さんのボールが見える。
わたしは大きく踏みきって、そのボールを―――高く跳ね上げた。
「斎藤くんっ!!!!」
「ああ…っ!!」
そのボールを斎藤くんが、強いスパイクへと変え―――
天霧さんは、固まっていた。
ドシュッ
スパイクは綺麗に決まった。
何を固まっているのだ、と斎藤くんが振り向いて―――
「あ」
「あ」
わたしのスカートは、
ぺろんと捲れていた。
その後真っ赤になって倒れた斎藤くんを医務室まで連れて行ったのは、言うまでもない。
つづく★